「上達のためにはプロの碁を真似よ」という説に対して

華の女流棋士が交代でお答えします。
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10月の囲碁相談室
其のニ
質問2:埼玉県 高橋さんのご相談
加藤様が、同じ埼玉出身であるということと、一度プロになる事をあきらめかけたにも関わらず不屈の闘志でプロになられたすごい人ということで、親近感と敬意を感じております。
さて、私の質問ですが、「上達のためにはプロの碁を真似たらよい」という説に対して質問いたします。
私の場合、中国流、ミニ中国流、小林流といったプロの布石を試みようという意欲が10年くらい前から全くなくなり、中央三連星等の独自の布石でパンダでも戦っております。
そのため負けることもままありますが、勝った時は「自分の碁で勝った」という感慨で喜びも一潮であります。
マイナス面としては他人の知っている流行定石のようなものに疎くなるといった点があります。
このような私の姿勢について加藤様はどう思われますか。同じような悩みをいだいたことはありませんか。
ご教示いただきたく存じます。

加藤朋子女流鶴聖・女流最強位の回答
ご質問ありがとうございました。
自分が好きなあるいは、自分の得意とする布石を決めて打つことは大変すばらしく思っています。
高橋さんは三連星がお好きなようですね。それが自分に合っていて得意とするなら考え方を変える必要はないと思います。
自信があるならなおさらです。
私などは、とても自信が持てずいまだに自分の好きな布石がありません。
知らない定石など、流行の形などの勉強法は、新聞などの碁に触れておくとか、囲碁年鑑を並べてみるなどはどうでしょうか。
それを覚える必要はないと思いますが、実戦で打たれて困った時に「どこかで見た記憶があるな。」と思い起こせば、あとで調べなおす手がかりにはなりますよね。
定石などは失敗を繰り返しながら研究して覚えていけばよいと思います。
自分の碁を確立出来るよう頑張ってください。
「囲碁」相談室 [ 2001年10月 其の一
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