矢代五段は、どの先生に感銘を受けましたか?

華の女流棋士が交代でお答えします。
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3月のご相談
其の二
東京都 塚さんからのご相談
こんにちは、囲碁を始めて二年になる、中学二年生です。
最近出た「武宮の形勢判断」という本に大変感銘を受け、すっかり武宮先生のファンになってしまいました。
矢代先生は昔、どの先生に感銘を受けましたか?
矢代久美子五段からの回答
高塚さんこんにちは。中学二年生とのこと、いいですね。きっと覚えて二年間で、かなり強くなったんでしょうね。
「形勢判断」という概念がわかるようになるまで、私はだいぶかかりました。すばらしいですね。
さて、私が感銘を受けた先生ですが…。
うちの父が碁が好きなもので、小さい頃から家の本棚には、囲碁雑誌が何十年分かびっしりとありました。子供心に面白く読んでいたのですが、その中でも鮮烈だったのが、趙治勲先生のインタビュー記事でした。
「負ければ絶望しかない」ほか、たくさんの衝撃的な言葉が載っていました。
その勝負に対する姿勢、碁に対する姿勢に、すっかりファンになってしまいました^^
比較的最近出された本では、「地と模様を超えるもの」が面白かったです。
でも、実は、棋風的にはまったく影響をうけていなかったりします。
なかなかマネできない棋風。そこが趙先生の最大の魅力かもしれません。
其の一 はこちら
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