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日本囲碁ニュース 2015 (名人戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。

日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2015年11月10日 ]

名人戦リーグ メンバー出そろう

 第41名人戦の挑戦者を決めるリーグのメンバーが出そろった。メンバーは前期残留した高尾紳路天元、山下敬吾九段、河野臨九段、張栩九段、黄翊祖八段、村川大介王座(リーグ内順)に、最終予選を勝ち抜いた羽根直樹九段、内田修平七段、平田智也七段の3人を加えた9人。平田七段は21歳、今年の新人王戦で準優勝した新鋭だ。3大棋戦初のリーグ入りで、これにより四段から飛び付け七段になった。

囲碁ニュース [ 2015年9月30日 ]

第40期名人戦第3局

 井山裕太名人に高尾紳路天元が挑戦する第40期名人戦第3局が、山梨県甲府市で9月24、25日の二日間にわたって行われ、井山名人が白番中押し勝ちした。これで井山名人は3連勝し、防衛まで1勝に迫った。

 対局は過去に幾度も棋聖戦や名人戦の会場になったことがある「常磐ホテル」で行われた。美しい庭園と温泉が自慢の歴史あるホテルだ。本シリーズはここまで井山の2連勝となっており、このまま井山が連勝し高尾をカド番に追い込むか、それとも高尾が1勝を返し、踏みとどまるかという大事な一戦だった。
 本局は序盤で井山が黒模様の中で積極的に仕掛け、早々に難解な戦いが始まった。シノぐ井山、攻める高尾という構図になったが、井山のシノギが冴えわたり、途中から攻守逆転。最後は黒の大石を仕留めた。「初日から誤算があって、苦しいと思っていた。なんとかしようと少しずつ無理な手を重ねた結果、負けを早めてしまった」と高尾。これで、高尾は後が無くなった。次局、1勝を返しタイトル奪取に望みをつなぐことができるか、注目の第4局は10月5日、6日に三重県志摩市「賢島 宝生苑」で行われる。

対局会場・「常磐ホテル」の庭園
終局時の様子

囲碁ニュース [ 2015年8月5日 ]

名人戦 高尾天元挑戦者に

 9月からスタートする第40期名人戦の挑戦者が高尾紳路天元(38歳)に決定した。高尾天元が名人戦の挑戦者に名乗りを挙げるのは5期ぶり。

 名人戦の挑戦権は予選を勝ち上がった3名と前期リーグの成績上位6名を合わせた計9名によるリーグ戦で争われる。今期リーグはリーグ内順位上位から順に河野臨九段、山下敬吾九段、張栩九段、高尾紳路天元、羽根直樹九段、村川大介王座、蘇耀国九段、黄翊祖八段、金沢真七段の9名。挑戦権争いは混戦模様を呈し、7月30日に行われた最終対局を前に高尾、山下、河野、黄の4名が5勝2敗で並んだ。
 そして迎えた最終戦は河野―張、山下―黄、高尾―村川、羽根―金沢の組み合わせ。そして、それぞれ張、山下、高尾、羽根が勝利し、河野と黄が3敗を喫して挑戦権争いから脱落。高尾対山下のプレーオフに決まった。
 プレーオフは8月3日、日本棋院で行われた。山下は今年、棋聖戦に始まり、本因坊戦、碁聖戦と3棋戦連続で井山裕太4冠に挑戦している。この勢いで今年4度目の挑戦なるかと思われたが、高尾が白番5目半勝ちを収めた。高尾は山下、羽根、張と共に四天王と呼ばれる、棋界を代表する棋士の一人。昨年は圧倒的な力で君臨する井山(当時6冠)から天元を奪う活躍を見せた。
 注目の名人戦第1局は9月3、4日に東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で行われる。

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