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日本囲碁ニュース 2015 (天元戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。

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囲碁ニュース [ 2015年12月2日 ]

井山 王座、天元奪還 6冠へ!

天元戦第3局終局直後【日本棋院提供】

 井山裕太棋聖が11月19日に王座を、11月25日には天元をそれぞれ3連勝で奪還し、6冠に返り咲いた。残る十段も現在準決勝に進出している。早ければ来春にも前人未到の7冠に挑戦する可能性が出てきた。
 井山の6冠達成はこれで3回目になる。2013年、張栩九段を破り棋聖を初獲得、史上初の6冠となった。直後に結城聡九段に十段を奪われ、5冠に後退。同年、山下敬吾九段を下し名人を奪還したことにより再び6冠へ。同時に趙治勲九段に次ぐ史上2人目の大三冠となった。2014年、保持する棋聖、本因坊、碁聖、名人を防衛しつつ、十段戦でベスト8まで進出するも小林覚九段に敗れ、7冠挑戦への夢が遠のくと、王座、天元と相次いで失冠、4冠に後退していた。
 井山は現在24連勝中。このまま他を寄せ付けない圧倒的な力で7冠まで一気に駆け上がるのか。十段戦の準決勝、決勝、そして棋聖戦の挑戦手合と目が離せない重要対局が続く。

囲碁ニュース [ 2015年11月18日 ]

天元戦 井山2連勝

 天元戦でも井山が勝負強さを見せつけた。16日、北海道函館市「函館国際ホテル」で行われた第41期天元戦第2局で高尾紳路天元に白番半目勝ちし、開幕2連勝。タイトル奪取まであと1勝とした。第3局は25日、福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われる。

囲碁ニュース [ 2015年10月28日 ]

井山18連勝 王座、天元初戦勝利!

 井山裕太四冠(棋聖、名人、本因坊、碁聖)の勢いが凄まじい。20日に行われた村川大介王座との挑戦手合第1局できわどく半目競り勝つと、続けざまに23日、高尾紳路天元と対戦し、中押しで天元戦の初戦も勝利した。これで井山は怒涛の18連勝をマークしたことになる。トップに君臨する井山の対局はいずれも挑戦手合など重大なものばかり。その中でこの連勝記録は驚異的だ。
 井山は今年に入り、棋聖戦、本因坊戦、碁聖戦、名人戦と自身のタイトルをすべて防衛している。王座戦、天元戦の行方は。また、井山の連勝記録はどこまで伸びるのか、誰が止めるのか、目が離せない戦いが続く。



囲碁ニュース [ 2015年9月16日 ]

井山 王座・天元挑戦へ!

 井山裕太四冠(棋聖・名人・本因坊・碁聖)の勢いが止まらない。7日(月)に行われた王座戦挑戦者決定戦で余正麒七段を破り、さらに10日(木)に天元戦挑戦者決定戦で結城聡九段を下した。これによって、村川大介王座と高尾紳路天元は井山四冠という最も恐ろしい挑戦者を迎え撃つことになる。
 井山は日本最強の棋士と言って間違いないだろう。2009年、20歳の時に名人位を張栩九段から奪うと、次々とタイトルを獲得し、2013年には史上初の六冠に輝いた。この当時、圧倒的な力を目の前に「七冠」の二文字が頭をよぎらなかった人はいないと思う。しかし七冠への道は険しく、昨年末に王座、天元を相次いで失冠。四冠へと後退した。それでも井山はしっかりと立て直し、棋聖、本因坊、碁聖を防衛。そして今月、昨年奪われた王座戦と天元戦で挑戦者として名乗りを挙げたことで、一度は絶望的と思われた「七冠」が再び現実味を帯びつつある。
 もっとも、村川も高尾も日本を代表する屈指の棋士だ。簡単に土俵を割ってくれるはずがない。だからこそ、タイトル戦は面白いのだ。王座と天元、2つのリベンジマッチがどのようなドラマを生むのか目が離せない。

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