囲碁ゲームサロン パンダネット

大会・イベント

日本囲碁ニュース (十段戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。

日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2017年5月1日 ]

井山 十段防衛!

 第55期十段戦五番勝負の第4局が4月21日に日本棋院関西総本部で行われ、井山裕太十段が余正麒七段を白番中押し勝ちで破り、3勝1敗で防衛した。
 井山の勝負強さが光ったシリーズだった。特に第1局でははっきり余が優勢の碁を逆転勝ち。どんなに危なくても最後にはなぜか勝ってしまう井山マジックを再確認させられた。一方、敗れた余にとっては悔しくも大きな収穫のあるシリーズだったのではないだろうか。昨年の王座戦で0勝3敗のストレート負けを喫し、公式戦で9連敗していた井山相手に第3局で1勝を挙げた。結果は及ばなかったが、大きな自信につながったに違いない。



囲碁ニュース [ 2017年4月7日 ]

十段戦 余1勝返す!

井山十段から番碁で初勝利を収めた余正麒七段
 井山裕太十段に余正麒七段が挑戦する第55期十段戦挑戦手合五番勝負第3局が6日、長野県大町市で行われた。井山の2勝0敗で迎えた本局は、井山がこのまま防衛するか、余が一勝を返すかの大一番だった。
 結果は余の白番中押し勝ち。石と石が絡み合う難解な戦いを見事読み勝った。余の七大タイトル挑戦は王座に続き2回目。王座では3連敗で敗れ、苦杯をなめた。後がない状態は続くが、連敗を重ねてきた井山相手に1勝を挙げた価値は大きい。



囲碁ニュース [ 2017年3月9日 ]

十段戦 開幕

 井山裕太十段に余正麒七段が挑戦する第55期十段戦五番勝負が7日、大阪府東大阪市「大阪商業大学」で開幕し、井山が黒番中押し勝ちを収めた。
 昨年の十段戦は井山が史上初の七冠を達成したことで歴史的なシリーズとなったが、その挑戦者決定戦で井山と争ったのが今回の挑戦者である余だ。大注目を集めたその一局はほとんど余が勝利を手中に収めていたにも関わらず、最終盤で井山が逆転するという劇的な内容だった。余はその後、王座戦で挑戦するも3連敗で敗退。内容的には拮抗しているがあと一歩のところで勝ち切れない歯がゆい状態が続いている。
 本局は黒番の井山が強手を放ちペースをつかんだが、打ち過ぎにより形勢不明の混戦に。一時は逆転もささやかれたが最後は大石同士の攻め合いを井山が制した。次局について「平常心で、全力で打ちたい」と余。あと一歩の壁を破り勝利をあげられるか。注目の第2局は3月30日、大分県宇佐市で行われる。



囲碁ニュース [ 2017年2月6日 ]

余 十段挑戦へ!

 来月開幕する第55期十段戦五番勝負の挑戦者は余正麒七段(22歳)に決まった。余は昨年の王座戦で井山裕太六冠に挑戦した新鋭。七大タイトルの挑戦手合に出場するのは今回で2回目となる。
 1月26日に行われた挑戦者決定戦で争ったのは同じ関西棋院所属の大先輩、今村俊也九段(50歳)だった。今村は碁聖と王座に挑戦した経験がある実力者でその棋風は「世界一厚い碁」と評されるほど重厚な本格派。現在は関西棋院の理事としても手腕を発揮している。若手の活躍は頼もしく嬉しいが、ベテランの活躍もまた嬉しい。今村の挑決進出は多くのファンを元気付けたに違いない。
 結果は終盤のわずかな隙を突き余の黒番半目勝ち。317手におよぶ大激戦を制した。王座挑戦の際には3連敗と苦杯を飲んだが、今回はリベンジなるか。注目の開幕戦は3月7日、大阪東大阪市「大阪商業大学」で行われる。



バックナンバー