学習

[2]終わり方
(終局、境界線の確定、ダメの詰め方、欠け眼の修繕)
お互いの陣地が確定したら終わりです。ただ、どの段階で陣地が確定するのか、どこまで打ったら終わりなのか、始めのころは判断に戸惑うかもしれません。碁が終わることを「終局」と言いますが、終局の仕方が分かるように、何度も実際に打って練習しましょう。
28図
29図、白1のあと、黒2に出てきますから、白3と止めて終わりになります。もう互いに増えるところはありませんから、これで終局です。白地の中に黒△が一つありますから、これは相手の地に埋めます。
29図
30図が最終形です。黒△が黒地に埋められて、黒地が27目、白地が20目になります。
30図
b.境界線の確定
31図
32図、まず上辺を黒1から白4まで決めて、下辺の黒5から黒7で終わりです。
33図
34図を見ていただきましょう。黒番で、境界線を確定してください。
34図
35図、黒1から順番に黒7までで終わりです。この順番が正しいかどうかは、それほど大切ではありません。こうやって、境界線が決まって碁が終局するということを、感覚として分かっていただければ十分です。
36図
37図、まず下辺を、白1から黒4までを決めます。
41図
c.ダメの詰め方
43図
44図、黒1から順に白8までで、ほぼ終局です。
46図
ここは、47図のように、白1と打てば、黒2と連絡しなければなりませんから、黒2の地点は黒の地にはなりません。
48図
49図の×印も同じことです。
49図
50図、白1と打てば、黒2の連絡が省けませんから、49図の×印の地点は黒の地ではありません。
51図
52図のように、黒1と打てば×印の地点が黒地になります。
52図
逆に、53図、白1と打てば、×印の地点は「欠け眼」で黒の地にはなりません。ここは互いに1目得するヨセのポイントでした。
53図
【応用②】54図を、白番で終局させてください。×印の地点は「欠け眼」ですから、黒地にはなりません。
54図
55図、白1と打てば黒2と連絡しなければなりませんから、ここは黒地ではありません。続いて、白3と出れば黒4の連絡も絶対です。白5でダメを詰め終わって、もう打つところがありません。これで終局です。