パンダネット囲碁講座

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王立誠九段
第2回
「シノギは手順良く」
相手の石が多いところで攻められたときは、シノギの手筋を使って上手に処理しましょう。シノギがうまくいけば優勢になる可能性が高いですし、失敗すれば敗戦につながる大事な場面です。シノギの醍醐味を楽しみながら、ご一緒に勉強していきましょう。

【テーマ図1・白番】
黒△と封鎖したところです。次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。



(正解)
白1(C)と出るのが正解です。黒2と換わってから白3とアテ込むのがうまい手順です。黒4と出れば白5と切ります。黒6とマゲる手は無理ですから、白がシノいでいます。
黒4で、(次の図へ)


黒1のアテから3とツゲば、白4のマゲが急所です。黒が眼を奪うには、黒5から7とサガるしかありませんが、白8のオサエに黒9とハネる手はありません。白10の切りで黒の方が破壊されます。
黒9で、(次の図へ)


黒1と守れば、白2のハネで生きています。
白は手順を尽くしてシノぐことができました。



白1(A)のトビは失敗です。白2とグズむのがいい手で、シノギの筋を消しています。白3のノビには、黒4の出から6のトビです。白7のオサエには黒8のハネで白の眼を奪っています。


先に白1(B)とアテ込むのは、黒2とアテられてうまくいきません。白3のサガリから5とマゲても、一つ黒6と出てから8とサガって、やはり眼ができません。後から白11と出ても、今度は黒12と引かれてしまいます。シノぐには手順が大切でした。


◆◇◆


【テーマ図2・黒番】
白△にツイだところです。次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。



(正解)
黒1(A)のワリコミが手筋です。白2と内からアテてくれば、黒3とノビて大丈夫。白4のツギに黒5と切れば、白四子が取れています。


黒1に白2と外からアテてくれば、黒3のツギから5とトブのがシノギの筋です。白6、8と出切っても黒9のアテから11と抜いて脱出しています。



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続いて、白1のアテから3と封鎖を試みても、黒4のアテから6とホウリコんで、カナメの白が取れています。



黒1(B)のコスミツケは、白2とノビられてうまくいきません。黒3の押しても白4のハネで止まっています。出口がなければ、黒の大石がシノげません。


黒1(C)のトビは白2と出られて、止まってしまいます。それから黒3とワリ込んでも、今度は白4と内からアテられて、黒1と白2の交換が悪手になっています。


黒3とグズんでも、白4とツガれていけません。黒5から7と出切っても、周囲の白がしっかりしていますから、取り残された黒が頓死してしまいます。



シノギの筋を見つけたら、手順よく最高のタイミングで急所に打ちましょう。ぴったりシノげば、気分も爽快です。
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