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< 講座テキスト >

蘇耀国八段
第4回
「ミニ中国流の分岐点」その1
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布石は打つ手によって、いろいろな方向に発展します。ご自身に一番合った手を選んで、楽しく打っていただきたいと思います。
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【テーマ図・黒番】 |
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白△とトンだところです。A~Dの選択肢から、あなたの好みの打ち方を示してください。
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黒1(A)のトビは模様を広げる手です。白2と隅を守れば、黒3の肩ツキから広げてスケールが大きくなります。黒3ではaと右下に芯を入れるのも有力です。
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黒1に対して、白2など他を打てば、黒3の三々が厳しい手になります。白4に黒5とハウのが肝心で、白10のツギに黒11とオサえます。白12とさえぎるのは無理で、黒13の切りで白が困っています。
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続いて、白1から出て行くしかありませんが、黒4とノビて白は両方サバく形がありません。白5とハネても、黒6のノゾキを決めて8とオサえます。黒10とマゲて、白は収拾がつきません。
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白aとさえぎるのは無理ですから、白1とカケツいで断点を守るくらいですが、それなら黒2とノビて、黒がどんどん厚くなります。
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黒1(B)のスベリは固い手です。白2の受けに黒3と構えて、黒模様に地がついてきました。黒1は実利の手と言えるでしょう。
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黒1(C)はバランスを取った手です。模様だけではなく、実利も意識しています。黒1は中国流特有の構えで、立体的に模様を広げる好手です。
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黒1(D)のヒラキは着実な手です。黒模様を広げるのには役立ちませんが、悪い手ではありません。
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| ミニ中国流は、足早で模様になりやすいのですが、打ち方によっては実利にも辛い構えです。棋風によって、自在に使い分けて欲しいものです。 |
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