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< 講座テキスト >

蘇耀国八段
第5回
「ミニ中国流の分岐点」その2
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布石は打つ手によって、いろいろな方向に発展します。ご自身に一番合った手を選んで、楽しく打っていただきたいと思います。
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【テーマ図・黒番】 |
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白△と守ったところです。A~Dの選択肢から、あなたの好みの打ち方を示してください。今回はすべていい手とは限りません。
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黒1(A)がいい構えで、百点満点の手です。白2の肩ツキから消してくれば、黒3と押して5とスベっておきます。もう一手白6とトベば穏やかですが、黒7と下辺を地にすれば黒十分でしょう。
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黒1に白2のボウシから消してくれば、黒3、5とツケ引いて、右下を大きな地にします。白8のツケには黒9とハネて全部取ってしまいましょう。
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黒1(B)と上辺を守るのは、今回は80点くらいに減点です。すでに黒△のトビを打っていて、下辺から右下に掛けて大模様を張っていますから、それを放っておいて他に打つのは一貫性に欠けています。碁は前に打った手に責任を持って構想を立てなければなりません。白2に入って来られると、黒3と受けてから白8まで、白が治まるのは簡単です。こうなってみると、黒△の一手がなんのために打ったのか分からなくなります。
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黒1(C)の肩ツキも文句なしの百点です。白2のハイに黒3とトンで、スケールの大きな黒模様を作ります。白4と入ってくれば、黒5のケイマでふつうに応じれば十分です。
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黒1(D)は60点くらいでしょう。白△の石に動き出されるのが嫌なのでしょうが、まだ気にするところではありません。
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黒△に構えたとして、白1から動かれても脅威にはなりません。黒2とオサえて、白3とワタらせていいのです。白5まで白地は増えますが、黒は先手を取ることができます。黒6の肩ツキに回れば、模様が深くなって、黒が断然有望です。
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| 前に打った石を大切にしなければなりません。、一貫性を持って打つことが肝心です。一手一手の関連性に神経を配ってください。 |
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