パンダネット囲碁講座

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楊嘉源九段
第3回
「小目・上ツケ定石」
いろいろな定石の形や変化を勉強して、実戦で迷わず活用できるようになりましょう。

【テーマ図1】
黒1の小目から3と上ツケしたときに白4と隅にツケ返した場合の定石です。



黒1とブツカって3とノビるのが一つの型です。白4のカケツギに黒5とツケて、黒11のノビまで厚みを作ります。


黒1とヒクのもあります。白2のノビに黒3と押してから、黒5のハネを利かします。黒7とカケツいで右辺は手厚い構えになりました。白8とヒラいて、白は上辺を取ります。



[の上]
黒1とハネる型もあります。白2のブツカリから4と切ってきますが、黒5と二子にして捨てます。黒7のケイマが形で、黒11のホウリコミに白12とヒラいて一段落です。黒は中央から上辺に厚い形です。白は右辺に変化しました。


◆◇◆


【テーマ図2・黒番】
白が△にツケ返したところです。次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。




[の下]
黒1(B)のハネは失敗です。白2のブツカリから定石の進行です。白12とヒラく方向がいい。左下隅の黒の勢力が働かなくなっていますから、黒に不満の残る展開です。


黒1(C)の引きも正解とは言えません。黒7のカケツギまで、下辺を大事にする方向はいいのですが、もう一手黒9のヒラキが急がれます。こうなると、黒は下辺の模様一本になってしまいます。白10のカカリに回って、白が立ち回っています。


(正解)
黒1(A)のブツカリから3とノビるのが正解です。白4に黒5とツケて11のノビまでが定石です。白を隅に閉じ込めて、全局的に黒が厚くなっています。上辺の黒の構えや、左下の黒の配石と呼応して、黒の手厚い打ち方が一貫しています。



定石の選択は、方向性が大切です。それまでの配石を生かす定石はどれか、考えながら打ちましょう。
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