パンダネット囲碁講座

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林漢傑七段
第5回
「詰碁の解き方 急所」その2
強くなるためには詰碁が一番です。苦手意識がある方にも、詰碁を楽しんでいただきたいと思います。

【例題1】黒先白死
黒番です。今回は「2の一」の急所がテーマです。



(正解)
「2の一」は二つありますが、黒1が正解です。白2で眼を確保しようとしても、黒3のアタリで死んでいます。


黒1に白2とオサえても、黒3とアテて、白に二眼はできません。


すぐ黒1とアテて、外から「せばめる」のは失敗です。白2の「2の一」が粘りのある手で、黒3の置きから5の抜きでコウになってしまいます。



黒1も「2の一」ですが、この場合は白2に打たれて、無条件では取れません。黒3から5と抜いて、コウにするのが精一杯です。




【例題2】黒先生き
黒番です。これも「2の一」の急所が命綱です。



黒1とヘコむのは、白2に黒3と弾いてコウになります。これでは失敗です。無条件で生きてください。


「2の一」は二つあります。黒1は失敗です。白2ともう一つの「2の一」に置かれて死んでしまいます。黒3のツギには、白4とハネて6とホウリコむのがいい手です。白8まで、黒は一眼しか出来ません。


(正解)
黒1とこっちの「2の一」が正解です。白2に置かれても、黒3のサガリで生きています。白4に黒5で、二眼確保できました。



黒1に白2と一線をハネてきたらどうでしょう。黒3とツグのはハマリで、白4の置きでナカ手になります。


黒1に白2とハネられたら、黒3ともう一つの「2の一」を占めます。白4と抜かれても黒5と受けて生きています。


◆◇◆


【応用問題】黒先白死
次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。



黒1(C)のツケは失敗です。白2のツケが好手で、黒3に白4で生きています。黒5とハネても、ダメが空いていますから白4とアテる余裕があります。


黒1(A)の置きは、「2の一」ですが失敗です。白2とこっちの「2の一」が急所で、黒3に白4で生きています。


(正解)
黒1(B)の方の「2の一」に置くのが正解です。白2に黒3と外からダメを詰めるのが決め手になります。白4とスペースを広げても、黒5のホウリコミで白二子が取れています。




[]
白2のときに、慌てて黒3と出るのは失敗です。白4のホウリコミが手筋で、黒5の抜きを待って白6と急所に打たれます。白10までコウで粘られます。


隅の「2の一」は詰碁の急所です。「2の一」は一隅に二つありますから、どちらが味方になるか、見極めてください。
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