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< 講座テキスト >

潘善琪八段
第2回
黒・一杯にツメからの変化(1)
「白・大々ゲイマに対する黒の打ち方」
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世界で流行している最新の布石を、勉強していきましょう。「スモールミニ中国流」と「星と小目の平行型」がテーマです。
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【テーマ図・黒番】 |
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白△大々ゲイマに対する黒の打ち方がテーマです。
次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。
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黒1(A)は手堅い手ですが、やや不満が残ります。90点にしておきましょう。
白2のツケが、白△のときからの狙いです。黒3と一つ出てから5と戻るのが形で、黒は厚くなりますが、下辺の黒△との間隔が狭いですから、石が重複気味です。黒1は、やや緩いでしょう。
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(正解1)
黒1(B)のコスミは百点満点のいい手です。白にプレッシャーを掛けているのがプラスポイントです。白は2と受けておくくらいでしょう。
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白1と働いて受ける手もあります。白1は次に白aの急所を狙っています。ただし、自分も薄いですから、黒bなどと反撃される可能性もあります。
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白1のツケは、いい手ではありません。黒2のハネから4、6とどんどん押してくるでしょう。下辺の黒模様が大きくなりますから、白1はお手伝いの意味があります。
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(正解2)
黒1(C)のツケも百点満点の手筋です。白△のヒラキが広いですから、なにか仕掛けたくなるのです。積極的なので、私としてはこちらをお勧めします。
白2と下にハネるくらいですが、黒3とハネ込むのが厳しい手です。白4のアテから6とカカえて一子取ってくるでしょうが、黒7の切りから9とカカえて、白一子を制します。同じく一子取り合いましたが、中の石の方が価値が高いですから、白石を取った黒の方が勝っています。
白6で、(次の図へ)
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白1とツグのは、黒2とカカえて黒が厚くなります。白3とアテて一線をワタることはできますが、白は眼もなくて地もない悲しい姿です。
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黒1に白2と上をハネるのは、黒3と引いて十分です。白4のツギは省けませんから、黒5とツケて白一子を制します。白は初めの二子を分断されて、つらい姿でしょう。
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| 相手が広くヒラいてきたときは、なにかやってみたくなります。いろいろな手段を勉強して、実戦で試してみましょう。 |
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