パンダネット囲碁講座

< 講座テキスト >

潘善琪八段
第5回
黒・小ゲイマジマリからの変化(1)
「白・大々ゲイマに対する黒の打ち方」

世界で流行している最新の布石を、勉強していきましょう。「スモールミニ中国流」と「星と小目の平行型」がテーマです。

【テーマ図・黒番】
白△の大々ゲイマに対する黒の打ち方がテーマです。
次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。



(正解)
黒1(A)の一間トビがいい手で百点満点です。白2のツケには、黒3のノビから5と戻って、白6と構えて一段落です。 黒△がaにある場合は、白に対して厳しい手が有効でしたが、黒△と控えていますから、白に対して当たりが弱いのです。ですから、すぐ厳しい手を繰り出すより、黒1と控えて手厚く打つのがお勧めです。黒△がaにあるときは、黒1以下ゆっくり打っていると、黒aと広くヒラいた隙を突かれますから、その前に自分から白に迫る厳しい手で臨んだ方がよかったのです。 周囲の状況によって、打ち方が変わってくるのです。

白1のツケに対して、黒2と隅から受けるのは、白3のフクラミが利いてきます。これは白aやbが残って、隅の地がやや甘くなります。


黒1のときに、白2と一つノゾくのが高等テクニックです。黒3のツギと換わってから、白4の守りに戻って、後に白aの動き出しを見ているのです。こういう打ち方もあります。



後から白1とノゾいても、黒aとは受けてくれません。黒2と隅を頑張ってこられます。利かしはタイミングが大切なのです。


先に白1とノゾけば、黒aとツグしかありません。黒2と抵抗するのは、頑張り過ぎです。白3とトブのがいい手になります。白aの出が脅威ですから、黒はなにか受けなければなりません。


黒1(B)のコスミもしっかりした形ですから、90点はあるでしょう。ただし、白2と受けられた後、白aのカドから入ってくる狙いが残ります。
白2はこう頑張りたいところです。黒△がbと迫っているときは、白cと手堅く守るのがいい手になります。



白△からは、白1のカドが狙いになります。黒2のオサエには、白3とトンで捕まることはありません。


黒1(C)のボウシは、白に圧力を掛ける厳しい手ですが、自分も薄いので弱点が残ります。80点に減点です。白2と受けられると、自分の薄味が気になります。黒3のブツカリから5と整形すれば無難ですが、後手を引いてしまいます。


右下で手を抜けば、白2の打ち込みが厳しい手になります。黒3から5と薄味をカバーすれば、白6と構えて一人前の形です。黒陣をガラガラに荒らされて、さっぱりでしょう。



周囲の状況が変われば、打ち方も変わってきます。そこが碁の面白いところですし、難しいところでもあります。
[ ← 講座テキスト一覧のページへ戻る ]


[ ↑このページの先頭へ ]



[ パンダネット トップページへ ]



囲碁の株式会社パンダネット Copyright© PANDANET Inc. All right reserved.