パンダネット囲碁講座

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松岡秀樹九段
第5回
「アマ五段編(2) ダメヅマリに導く筋」
勝負が決まりそうな緊迫した場面をテーマにしました。勝負の岐路に立ったときに、正しい選択ができるように勉強していきましょう。
(手順)
黒1のハネから5とツイで、白を狙っています。白6のトビに黒7とツケて、二眼作らせません。白8のサガリには黒9のツケが眼を奪う急所です。黒13のハネから15と二子にして、部分的には白は一眼しかありません。




【テーマ図・白番】
黒△と二子にして、白は一眼です。打開策は左辺に出ることから生まれますが、かなりの読みが必要です。次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。



白1(A)の出は、黒2と引かれて失敗です。白3の押しから5のハネまでは利きますが、後がうまくいきません。白7とオサえて眼を作りにいっても、黒8の出で死んでしまいます。


白1(B)のハネも失敗ですが、黒2の受けはまずいのです。白3のハサミツケで生きてしまいます。


白1には黒2とコスんで取りにいきます。白3のアテ込みには、黒4とマゲて白のダメを詰めるのがいい手です。白が生きる筋は失われました。



(正解)
白1(C)のトビが正解です。この一手で、危機を脱する筋が生まれます。黒2のハイには白3とオサえます。黒4と切ったときに、白5からアテるのが手筋です。黒6の逃げに白7と突っ込む強硬手段が成立します。黒はダメヅマリで苦しい形です。黒8から10と連絡すれば隅の白は取れますが、白11まで黒三子を取れば白の成功です。


白1に対する黒の他の受け方を見てみましょう。黒2のハイから4と切るのは同じです。白5とアテたときに、黒6から8と連絡すれば隅の白は取れます。しかし、白9の切りで黒が困ります。黒10とツゲば、白11とコスんで辺の黒数子が落ちています。


白5に黒6とノビて、白7の強手が打たれた後の変化です。黒8と助けるとどうなるでしょう。白9と逃げる手がアタリです。黒10のツギに、白11の切りが利いて、白13のツギまで連絡します。黒14の切りと白15の取りが見合いです。



ダメヅマリは強烈です。苦しい場面でも、相手をダメヅマリに導くことができれば、打開策も生まれるものです。
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