
<講座テキスト>
瀬戸大樹七段
第2回
「白番の基本戦略」その2
白番の布石をテーマにいろんな打ち方を学んでいただいて、白番の楽しさをお伝えしたいと思います。
![]() 【テーマ図・白番】 |
黒△とヒラいたところです。次の一手を、A~Cの選択肢の中から示してください。 |
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白1(A)の打ち込みは無理気味です。40点と大幅な原点です。黒2のコスミで外側から封じ込められると中で生きることになります。白3のノゾキから手順を尽くして白15まで生きることはできますが、外側の黒が厚くなっています。黒16のハネが厳しく追及されるでしょう。白17のハネに黒18とノビて、黒が攻勢に立ちます。こっちの白はまだ眼がありませんから、相当攻められることを覚悟しなければなりません。白1から黒陣で生きましたが、黒16から反撃されて、得にはならないのです。 |
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(正解) 白1(B)のトビが100点の好手です。白番では弱い石を作らないことが大切なのです。この石をしっかりさせてから、後に白aやbの打ち込みを狙います。もし、黒2とトンで守ってくれば、この交換だけで満足して、白3など他の大場に向かうのがいいでしょう。 |
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左辺を放っておいて、単に白1と大場を打つのは、黒2のケイマが厳しい手になります。白3と受けても、黒4とさらに煽ってくるでしょう。黒は攻めながら自陣を固めて、理想的な展開です。弱い石を作ると、一気に追い込まれることがありますから、注意しましょう。 |
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白1(C)の三々は40点です。黒2とサガられると、上の白が弱くなります。白3から隅を生きれば、黒8まで外側の黒が厚くなります。黒10のケイマから攻められては、白が苦しくなるでしょう。 |
| 白番では弱い石を作らないようにしましょう。自陣をしっかりさせて、後に反撃を試みるのがいいのです。 |
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