
<講座テキスト>
一力遼七段
第4回
「流れをつかむ序盤の一手(4)」
今回は模様に相手の石が入ってきたときに、どのように攻めるかを勉強します。
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(手順図) 白54まで、黒は右辺に模様を広げ、模様と実利の展開です。黒は右辺を広げる着点が難しいので、1回黒55とカカリました。白は56と入り、白62とツケてサバキを求めてきました。 |
![]() 【テーマ図・黒番】 |
白が△とツケてきたところです。一力七段は候補手A・B・Cからどの手を選んだでしょうか? |
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(1図) 黒1(B)のハネは自然な手ですが、実戦では打ちませんでした。黒3から5と攻めても白6とツケられ、攻めを続けるのが難しい形です。 |
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(2図) 黒1(A)も自然な手ですが、実戦では選びませんでした。やはり白2と引かれ、黒3のハイには白4から6と構えられてしまうと、やはり攻めが難しくなってしまいます。 |
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(正解・3図) 黒1(C)のハサミツケが正解です。敵の急所は味方の急所でもあります。白2、4から6と構えてきても、黒7とさらに追及します。 |
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(4図) 続いて白8には黒9とすかさずハネ出します。以下黒13と攻めを続けます。実戦は白14とツケてきましたが、黒15、17と黒も補強します。白18とカケれば二子は取られてしまいますが、中央に利きが多いので黒21と先行します。黒地も増えていますし、白も100%生きているわけではないので、本図は黒十分です。 |
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(5図) 前図の白18で、実戦は白1と大きく構えてきました。これなら黒2と動き出します。激しい空中戦になっています。黒14と補強し、白15のツギに黒16と厳しく切りました。 |
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(6図) 続いて白1から13と戦いは続きました。ここで黒14切りが面白い一手です。 |
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(7図) 黒1の切りに白2とツイで白△の三子を助けるのは、黒3から5とアテて中央の白が危険です。白は△を助けるのが難しく、実戦は要の白△を取ることができました。 |
| 3図のハサミツケから一連の攻防で、黒がいい流れをつかむことができました。 |
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