
<講座テキスト>
一力遼七段
第5回
「流れをつかむ序盤の一手(5)」
序盤戦での戦いの中で、どのように主導権を握るかを勉強します。
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(手順図) 初めてリーグ入りを決めた、印象深い一局です。 右下で戦いが始まりました。白は36のツケから42とカケてきました。黒もちょっと怖い場面ですが、黒も45から47と出切って反撃します。白50とツイだ場面です。 |
![]() 【テーマ図・黒番】 |
白が△とツイできたところです。一力七段は候補手A・B・Cからどの手を選んだでしょうか? |
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(1図) 黒1(A)の切りは厳しいようですが不正解です。白2とオサえられてしまい、黒3から攻め合いになりますが、白10のハネが好手で攻め合いは白の勝ちです。黒1は白2で取られてしまうのでいけません。 |
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(2図) 黒1(C)のツケコシは不正解です。白2と素朴に出られ、ここで黒6は白7で打ってガエシなので黒3とワタるよりありませんが、白4、6から8とオサえられて、やはり黒が危ない形です。黒1は筋のいい手ではありません。 |
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(正解・3図) 黒1(B)が相手の様子をみる好手です。白2のオサえには、黒3の出から黒5と切れば白を取ることができます。白は2とオサえることはできません。 |
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(4図) 黒1に白は2とコスんできました。ここで黒3とワタリます。白4とノビて白△二子を助けてきたら黒5とツギ、ここで白は守り方が難しい。右辺の黒が取られる心配はありません。 |
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(5図) 黒1、3に白4とマガったのが実戦です。これには黒5、7と外側をオサえます。白8とサガってくれば、黒9と切ってこれは攻め合い黒勝ちになります。 |
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(6図) そこで、5図の白8では白1、3とコウにしてきました。白5のコウダテから白7と取り返されましたが、今度は黒8と中央の白を狙うコウダテがあります。 |
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(7図) 続いて、もしも白9とコウを解消したら黒10と詰めます。白11とホウリ込む手筋はありますが、黒12、14と受けて攻め合いは黒の一手勝ちです。 |
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(8図) 7図の白9で、実戦は白1のハネを打ってから白3と手数をのばしてきました。難しい変化はありますが、黒16までと中央を取ることができました。 |
| 3図黒1のオキから黒3のワタリでうまく流れをつかむことができました。かつて大一番で緊張し過ぎて失敗したこともあったので、大きい対局でも普段通りに打てるようにしたいと思っています。 |
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