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パンダネット囲碁講座

<講座テキスト>
村川大介八段

第3回
 「形を崩す攻め(1)」

 

今回は形を崩す攻めを勉強していきます。


[の下]、[]
(手順図)
私の白番です。下辺を白1と切ったところで、黒はここをすぐに動くのはしんどいと見て黒2、4と右上をツケ切ってきました。白5のコスミはよくある受け方です。右上で工作してから黒は6と下辺を動いてきました。白7のアタリに対して黒8とコウに受け、黒10をコウ立てに使うのが黒の作戦です。黒18に白19と左下のコウを解消し、黒20で一段落しました。白21と左上の黒の攻めに回り、黒22とブツカってきたところがテーマ図です。


【テーマ図・白番】
黒△とブツかったところです。この局面で、候補手A・B・Cのどの手を選びますか?

(1図)
白1(A)のコスミは不正解です。左辺の黒四子はカス石なので、この石を取りにいくのは小さいのです。黒2、4と捨てられ、黒6、8も決めて黒を強化され、黒10と右辺の好点に回られると、全局的に白は遅れてしまいます。
(2図)
白1(C)のツケも不正解です。黒2とハネられ、ここで白3とハネ出したい形なのですが、黒4、6のシチョウが成立してしまいます。本図は白失敗です。
(3図)
白1、黒2のときには白3のブツカリから白5と切るよりありません。ここで、黒6と戦ってくれれば、白7とノビで、本図は白歓迎の進行となります。

(4図)
しかし、白1から5の切りには黒6と中央からアタリにして、左辺を捨ててくるでしょう。白7には黒8とハネられ、白9には黒10で両アタリです。
(5図)
黒8のハネには白9とツグくらいですから、黒はそれから10、12を決めて黒14のカケツギなどに守られます。1図よりも左辺の白地は10目程度増えていますが、左辺には黒aのスベリの味も残ってしまいますし、全局的に黒が厚くなって右辺の白△も心配になりました。本図も白不満の進行です。
(6図・正解図)
白1(B)とカドから迫る手が正解です。中央から黒一団を大きく攻めるのがよいのです。黒2、4でツナがられてしまいますが、白5から7までと黒を大きく攻めます。左辺の白二子は黒8とブツかられても、白9で連絡できます。

(7図)
白1から7のときに、黒8と上辺から逃げてきたら、白9のアテから白13がぴったりです。やはり左辺の黒を大きく攻めることができます。
(8図)
実戦は白1に対して黒2とハネてきました。白3の受けに黒4から8までと白一子を取って治まってきましたが、本図は1図や5図よりも左辺の白地がかなり大きくなっています。また、左辺の黒にもまだ白aから寄りつく狙いが残っており、本図は白十分の進行です。
相手を分断するばかりが攻めではなく、局面に応じて大きく攻めることが有効になる場合もあります。
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