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パンダネット囲碁講座

<講座テキスト>
村川大介八段

第5回
 「形を崩す攻め(3)」

 

今回も形を崩す攻めを勉強していきます。


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(手順図)
右下隅で戦いが起こっています。黒1のノビに対して、白2、4と下辺の白二子を捨ててきました。白8のツケに対して、黒は9から13と中央にはみ出します。白18とトンで右辺を守ってきたところがテーマ図です。

(1図)
黒1のノビに対して白2、4と出切ってきたら、黒7のアテから黒9と構えて白数子を大きく取り込めば黒地が大きく、黒十分です。
(2図)
黒1から白12までのときに、黒13と打てば右辺の白三子を取ることもできますが、白14から白16とツガれて白の厚みが強力になってしまいます。

【テーマ図・黒番】
白△とトンだところです。この局面で、候補手A・B・Cのどの手を選びますか?

(3図)
黒1(C)のトビは不正解です。ゆったりした手ではあるのですが、白2と受けられ、黒3、5と連絡できますが、白6、8に回られます。黒には厳しさが足りなくて少しもの足りません。
(4図)
黒1(B)の切りも不正解です。白は2とノビるのが形で、黒3と押すくらいです。ここで白が4などとトンでくれれば、黒5から7のオイオトシで白を取ることができます。
(5図)
黒1の切りは白2、黒3のときに、白4のアテから6と出られてしまいます。黒7、9と打てば下辺の白は取ることができそうですが、白10とハネて中央の黒を取られては、損のほうが大きいでしょう。

(6図)
白8のマガリには黒9とハネて中央を頑張るよりありませんが、白10から12、14と中央を押され、白22までと競り合われてしまいます。黒25に白26とツガれても、これは黒のほうがつらい形です。
(7図・正解図)
黒1(A)とアテるのが正解です。このアテで白の形を崩すのがよく、白2のツギに黒3と切ります。白4から6と切ってきたときに黒7とアテるのがうまく、白8とノビてきたら黒9から15までとシチョウで取ることができます。
(8図)
黒1、3に対しては、白4から6と打つくらいです。黒7、9と中央に先行し、白10には黒11と白を攻めながら自然と下辺の白を取ることができます。中央の黒も黒17までと左辺に連絡することができれば黒十分です。黒1のアテで白の形を崩すことで、有利に戦うことができたからです。

(9図)
白6の切りに対して、黒7、9と上からアテてしまうのは失敗です。白8、10とノビられて、黒1の石を飲み込まれてしまいます。
戦いのときは、相手の形を崩すことで後の進行が有利になります。
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