
<講座テキスト>
謝依旻六段
第4回
「流れを変える一手(3)」
今回も戦いの流れを変える一手を勉強します。
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(手順図) 私の白番です。右上の黒を攻めながら上辺の白模様を広げようと、白1と迫りました、黒は2から応じて、黒14と生きを確かめたのが冷静な打ち方でした。白15と止めたところがテーマ図です。 |
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(1図) 手順図の黒14で、黒1、3などと打ってくれれば、白2、4で自然と上辺が固まるので、白にとってはありがたい進行です。 |
![]() 【テーマ図・黒番】 |
白△と止めたところです。この局面でA・B・Cのどの手を選びますか? |
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(2図・正解図) 黒1(B)と踏み込むのが正解です。ここに打たれたときはびっくりしたのですが、よく考えるとこれが白を困らせるギリギリの踏み込みで、すばらしい一手でした。白2とボウシで攻めると黒3のツケがちょうどよく、黒5から7と構えられるとこの黒はなかなか取れません。白8には黒9のケイマくらいで、うまい攻めがありません。 |
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(3図) 実戦は黒1に対してうまい攻めがなく、仕方がないので白2と受けたのですが、黒3と逃げて白模様を大幅に消されてしまいました。上辺は一応白地ですが、黒aのツケから減らす手も残っているので、それほど大きくありません。白△と打ったときはいけるかと思ったのですが、黒1と入られて困りました。 |
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(4図) 黒1(C)は不正解です。安全で、正解としたいくらいなのですが、2図のようにもう少し深く入れるのなら、入ったほうがいいでしょう。続いて白2と守られ、黒3、5に白4、6と囲われると、2図に比べて上辺の白地が大きくなっています。黒1の消しなら、白も落ち着いて白2と守ることができます。 |
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(5図) なお、黒1なら白2と攻められても黒3、5で簡単に脱出できます。黒1は安全で簡明な手です。 |
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(6図) 黒1(A)の二間ビラキは不正解です。今は上辺の白模様が大きいので、少し守りに偏った打ち方です。白2と模様を広げられ、それから黒3と入るのは白4と攻められて危険です。白2があるので、黒は簡単には脱出できません。 |
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(7図) 白2に黒3と受ければ、白4から10までの囲い合いになります。黒地も小さくありませんが、白地も相当な大きさです。今から白模様に入るのはさすがに取られてしまいそうです。黒1は守り過ぎでした。 |
| 相手の模様へ鋭く踏み込むことで、流れをつかみます。 |
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