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パンダネット囲碁講座

<講座テキスト>
謝依旻六段

第5回
 「流れを変える一手(4)」

 

今回も戦いの流れを変える一手を勉強します。

(手順図)
私の白番です。白1のハサミツケが狙いの一手。、黒2には白3、5と踏み込みます。黒6の切りで取られてしまうのですが、白11、黒12となった後で、白から鋭い狙いがあります。


【テーマ図・白番】
黒△とオサえてきたところです。この局面でA・B・Cのどの手を選びますか?

(1図・正解図)
白1(A)の切りが正解です。この切りのタイミングがとても重要なのです。黒2の受けてきたら、白3、黒4を決めて、それから白5と切ります。
(2図)
続いて黒6から8とカカえてきたときに、白9の切りから白11が手筋です。黒12のワリコミがあるのですが、白13から15とオサえて、黒16の両アタリを迎え撃ちます。
(3図)
続いて白17と取り、黒18と中央を取らせたときに、白19の放り込みが攻手です。


[の下]、 [の上]
(4図)
黒20に白21とアテれば、黒22と取るしかありません。白23と取り返したときに黒にはコウダテがなく、黒24に白25と二子を取れば成功です。本図は私の読み筋でした。
(5図)
白1、3のときに、黒4とブツカるのは白5から7と切れば、ダメヅマリで黒は身動きが取れません。
(6図)
白1から5のとき、黒は6とノビてきました。そこで白7とアテれば黒を先手で分断することができます。続いて白11から15までとなれば黒は弱い石を二つシノがなければならず、これは白の成功です。

(7図)
白1(B)の切りは不正解です。手筋ではあるのですが、すぐに切るのは少し危険です。黒2から10までと正解図と同じように進行したときに、ここで白11と切っても、黒12とカカえられてしまいます。白は中央で大きな損しているので、白aの切りは話が小さくなっているのです。
(8図)
白11と取るよりありませんが、黒12と取られて下辺の白が取られてしまいます。ちょっとした手順前後で、大変な結果の違いになりました。
(9図)
白1(C)のコスミツケも不正解です。これも一つの止め方ではありますが、この場合は少し筋の悪い打ち方です。黒2、4から8、10と封鎖されてしまい、後から白11と切ってもやはり黒12と受けられます。白13、15で左下隅は得をすることができますが、下辺の白を取られた損害が大きく、白失敗です。

(10図)
もしも白△と黒△の交換がしてあれば、前図の黒10に続いて本図の白11と出る手が成立します。黒12、14には白17まで攻め合い勝ちです。中央で事を起こす前に、白△の切りを先に決めておくことが大切なのです。
手順を尽くさないと、せっかくの流れを変えるチャンスも逃してしまいます。
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