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12月 思い出の一局

ご自身の中で天敵だという、あの女流棋士との対局を思い出の一局としてご紹介していただきました。

女流棋士の思い出の一局では、担当の女流棋士の印象に残っている一局をご紹介します。対局当時の状況や気持ちを振り返っていただき、その当時の思いを皆さまにお伝えします。 続きを読む

華の女流棋士 思い出の一局

青葉かおり四段 思い出の一局


青葉かおり四段
プロフィール詳細
2014年8月7日 NTTドコモ・18期女流棋聖戦 予選A
黒番:青葉かおり四段 白番:井澤秋乃四段
255手完 黒半目勝ち

棋譜の拡大版は こちら

指導棋士プロフィール

青葉かおり四段
昭和53年7月11日生。愛知県。
羽根泰正九段門下。
平成8年入段、10年二段、11年三段、14年四段。
平成16年4月から2年間 「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」の聞き手を務める。

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思い出の一局 棋譜

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秋も深まり冬を迎え、鴨鍋が美味しい季節となりました。
鴨鍋に葱など入れますとまた風味もひとしお・・。

ああー、青葉カモです。こんにちは。
何が言いたいのかと申しますと、そうです。棋士にとって、天敵は存在するのです。

恐らく井澤秋乃さんは、結婚された高梨聖健さんの次ぐらいには、私の事が大好きだと思われます。
私はトーナメント表で井澤さんの名前を見るだけできゃっとなるほど、恐ろしい・・。
(※碁盤を離れれば、秋乃さん、大好きです!)
これまで公式手合で何度も何度も何度も対戦しましたが、全く勝った記憶がありません。
単なる実力差?うっ、それをいっちゃあ・・(寅さん風に)。

そして今年もきました、あたりました。女流棋聖戦予選A。
ほとんど、カモネギが鍋までしょってる気分です。

対局が始まりました。
左下の折衝で白68と早速パンチを浴びて、ヘロヘロです。
でもたまには青葉カモだって飛びます。逃げます。

右辺で黒99と白一子を抱え、黒123と二子を助け出しては、やや形勢有利になったかと思いました。
しかし、そのとたんに、白140、142で中央の黒模様が薄くなり、もはや鍋は煮えたぎっています。

青葉カモ、必死で逃げます。
ダッシュです。

しかし、凄い勢いで秋乃さん、ヨセで抜き去っていきます。パンチ力だけでなく、足も速いのか・・・。
私は徒競走も遅かったからなぁ(遠い目)。
と思ったら、秋乃さん、まさかの躓き?いや、もしや転んだのか?
その横を青葉カモが短い足をもつれさせながら必死で走ります。
そして、ほぼ同時にゴール!!
判定結果は、ムネ差の半目。危機一髪カモ。

いやー、これまで10年以上、思えば道のりは遠かった。
カモの目にも涙。塩味がきいてまた風味もいっそう・・。

青葉 かおり

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