中国囲碁ニュース

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棋声人語 [ 2019年2月4日 ]

連笑九段が棋聖になる

 

 近年、中国囲碁界の主なスポンサーは地元の文化、旅行の資源を宣伝しようとして、囲碁の試合を賛助し、注目を集めてきた。復活した中国囲碁棋聖戦がその一例である。洛陽白雲山の風景区がこの棋戦の費用を提供し、最終戦も河南省洛陽の白雲山で行われる予定である。白雲山までの道のりは遠く、洛陽市の高速鉄道の駅に着いてから、さらに三時間以上バスに乗らなければならない。棋士たちも囲碁普及の先駆として、このような旅の疲れは避けて通れない。

 2018年11月11、13、14日に第3回洛陽白雲山杯中国囲碁棋聖戦挑三番勝負が白雲山で幕を開けた。2017年11月15日の北京での棋戦についての記者会見からすでに一年も経った。この一年の間に連笑九段(24歳)は許嘉陽六段(19歳、同時)、陳耀燁九段(29歳)、范廷鈺九段(22歳)それに辜梓豪九段(20歳)に勝ち続けてきた。連笑九段が天元戦と名人戦の優勝者であるため、中国囲碁界の三つの挑戦制タイトルを収めることができるかどうかが棋界の話題になっている。

 連九段は10月に芈昱廷九段(22歳)に負け、名人のタイトルを失ったが、優勝賞金が80万元(約1260万円)の棋聖戦は、活躍が期待できるであろう。なぜなら、棋聖戦は2014年(平成26年)から2017年(平成29年)にかけて開催されなかったこともあり、タイトル所持者である周睿羊九段(27歳)がベストコンディションではないからだ。連九段は1局目で負けてしまったものの、残りの2局とも勝ち、2:1で周九段を負かし、挑戦に成功した。

 四年前の第2回棋聖戦では、連笑九段の周睿羊九段に対する挑戦は失敗に終わった。しかし、四年経った今、再度同じ舞台で同じ相手と戦い、勝利を収めることができた。この四年間の道のりは連九段の成長の道のりでもある。

(記事:楊爍 / 写真:sinaサイト)

棋声人語 [ 2019年2月1日 ]

00後陳梓健が新鋭戦で優勝

 中国囲碁新鋭戦は2017年(平成29年)に新しく創立された棋戦である。18歳以下の男子プロ棋士と20歳以下の女子プロ棋士を対象にした棋戦である。2017年には「呉清源杯」と命名されたが、名前の商標権などの問題があり、2018年にその名をスポンサーである「博思ソフト杯」に変えた。

 予選、本戦の前2ラウンドは2018年10月に北京で行われた。突破してきた8名の棋士は11月22日から24日にかけて福建省福州市に行き、博思ソフト社の社内で決勝戦を行った。8名の棋士の中では、廖元赫六段(17歳、当時)が最も注目されていた。参加条件に満たし、ランキングの順位が一番高い棋士である謝科が今回応募しなかった。

 8強戦と準決勝を終えると、廖六段は屠暁宇三段(15歳)、李維清五段(18歳)に勝ち、期待通り決勝戦に進出した。しかし、二ヶ月前に全国囲碁個人戦男子グループで優勝した陳梓健七段(18歳)も人に遅れをとらず、沈沛然五段(16歳)と胡暁二段(17歳)を負かした。今囲碁界に唯一の新鋭戦の優勝をかけた熱い戦いが繰り広げられた。決勝戦では陳七段が中押し勝ちし、「00後」として双冠王となり、12万元(約190万円)の賞金を得た。

 2000年代生まれの棋士たちの退場とともに、中国囲碁新鋭戦も2019年から新時代に入るだろう。数多くの同年代の強敵との競争から突破してきた陳梓健七段はたしかに幸運である。

図1:決勝戦の場面/figcaption>
図2:陳梓健七段

(記事 / 写真:楊爍)

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