日本囲碁ニュース (十段戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2020年3月27日 ]

村川十段、一勝を返しタイに

 村川大介十段に芝野虎丸名人・王座が挑戦する第58期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)の第2局が、3月26日、大阪府大阪市の「関西棋院」で行われた。310手の熱戦は、村川十段が白番2目半勝ちを収め、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。対局は、黒の実利と白の模様という立ち上がりから、上辺で両者の気合いがぶつかる険しい競り合いに突入した。互いの死活が絡む複雑な戦いが続き、形勢互角のまま終盤戦へと進んだ。その後、村川が、芝野の一瞬の隙を突いてリードを奪ったようだ。村川は「中盤にもっと厳しく打つべきところもありました。半目勝負と思っていましたが、とりあえず一つ勝ててホッとしました」と安堵の笑顔を見せた。芝野は「経験したことのない布石で中盤以降は苦しかった」と振り返り、「まだ負け越しているわけではないので、次も今まで通り打ちたいです」と淡々と語った。第3局は、4月16日に長野県大町市「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」にて行われる。

囲碁ニュース [ 2020年3月4日 ]

十段戦開幕。芝野が先勝

 村川大介十段に、芝野虎丸名人・王座が挑戦する第58期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)が開幕した。第1局は、3月3日、大阪府東大阪市の大阪商業大学で打たれ、芝野が白番3目半勝ち。初の十段獲得に向け、好スタートを切った。序盤は村川が優位に立ったという。その後、芝野が下辺で戦いを仕掛け、村川の妥協の一手から形勢不明に。さらに芝野が上辺に踏み込んだ一手で流れを引き寄せると、粘る村川を振り切った。村川は「読みをしっかり鍛え直し、次局からをがんばりたい」、芝野は「後半乱れた部分もあったので、少しでもいい碁をうてるようにがんばりたい」とそれぞれ次局への抱負を語った。

囲碁ニュース [ 2020年2月4日 ]

芝野、井山を破り十段戦挑戦者に

 村川大介十段への挑戦権をかけた第58期十段戦本戦決勝(産経新聞主催)が、1月30日、大阪府梅田の日本棋院関西総本部で打たれた。井山裕太棋聖と芝野虎丸名人という日本囲碁界2強が対する注目の一戦は、両者の工夫が見られる立ち上がりから、右上で井山が仕掛けて険しい競り合いが始まった。互角の戦いが続くなか、芝野がコウを仕掛けたところで、井山に錯覚があったようだ。一手の疑問手で形勢は一気に白番の芝野に傾いた。その後も芝野にスキはなく、210手まで、芝野の中押し勝ちとなり、同棋戦史上最年少の挑戦者となった。井山は「後悔する手がいくつかあり、内容的には少し残念」とコメント。十段奪還は持ち越されることとなった。芝野は「村川十段は戦いが強い印象。大変な戦いになると思いますが頑張りたい」と三冠奪取に向け、静かに抱負を語った。

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