日本囲碁ニュース (その他)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2024年5月7日 ]

テイケイ杯俊英戦、芝野優勝

 芝野虎丸名人と関航太郎九段による、第3回テイケイグループ杯俊英戦(テイケイ株式会社ほかテイケイグループ各社協賛)決勝三番勝負の第2局が、5月4日に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で打たれた。序盤、右上の難解な三々定石から進んだ。黒番の芝野はこの攻防でリードを奪うと、その後も着実にポイントを加えてリードを広げていく。粘る関にチャンスらしいチャンスを与えず、完勝と言える内容で寄り切り、3目半勝ち。シリーズ2連勝でタイトルを獲得した。芝野は、第1局に勝った後、「(本局までの)1か月間、(十段戦や世界戦など)大きな対局で全部負けてしまったので、(俊英戦で)勝ちたい気持ちが強くなっていました」と語り、自身のSNSでは「予選から決勝まで苦しい碁が続き、運が良かったと思います」と謙虚に振り返った。

囲碁ニュース [ 2024年4月30日 ]

上野愛咲美、世界戦で活躍

 4月25日、日本の囲碁ファンも棋士たちも大歓声をあげた。中国・衢州市で行われた「第2回衢州爛柯ワールドオープン」(中国囲棋協会など主催)で上野愛咲美五段が、中国のトップ棋士で世界チャンピオンの経験もある謝爾豪九段に白番中押し勝ちを収め、ベスト16に進出したのだ。黒の中央の大石を仕留めての見事な勝利に、棋士たちからは「肉を切らせて骨を断つハンマー!」(首藤瞬八段)などの賞賛の声がSNSに一斉にあがった。現地にいた高尾紳路九段によれば、中国や韓国の取材陣にも祝福されたという。謝九段は過去、13局日本選手と対戦している。井山裕太九段は、2018年2月に「第22回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝三番勝負を戦い、第二局を半目制した。日本選手が謝を破ったのはその1勝だけだ。謝九段は中国選手の中でも早打ちで知られ、日本選手が、いわゆる「時間攻め」に苦しめられた光景も何度か目にしたが、上野は「決断の早さ」も武器に戦い抜き歴史的な勝利をあげた。上野は27日に打たれた3回戦では、中国のランキングトップ、辜梓豪九段に敗れたものの、21日に打たれた「第10回応氏杯世界選手権」でも韓国の強豪、朴廷桓九段に最小差の1目負け(応氏杯はコミ8目)と大健闘しており、世界に名をとどろかせる1週間となった。なお、「第2回衢州爛柯ワールドオープン」では井山がベスト8に進出、「第10回応氏杯世界選手権」では一力遼九段が予選2回戦を突破、3月に打たれた「第15回春蘭杯世界囲碁選手権」では芝野虎丸九段がベスト8に進出と、それぞれ勝ち残りを決めている。悲願の世界戦優勝に向け、日本の3棋士の活躍を期待したい。

囲碁ニュース [ 2024年4月23日 ]

藤沢、女流名人に復冠

 上野愛咲美女流名人に、藤沢里菜女流本因坊が挑戦する女流名人戦三番勝負(一般社団法人巨樹の会他協賛)の第2局が、4月17日に千代田区の日本棋院東京本院にて打たれた。3日前の第1局に快勝した藤沢は本局も序盤からリードを奪い、上野の勝負手にも最強に応じて黒番中押し勝ち。1期ぶり6回目の女流名人位に就いた。序盤、藤沢はまず左上でポイントをあげ、落ち着いた打ち回しで優勢を維持する。上野は「中盤に右上でコウを仕掛けたのですが、それがよくなかった。その前もよくなかったのですが。右上に手がないことに絶望して、やられたなという感じでした」と振り返る。終盤は大フリカワリとなるが、その後に上野の狙いをしっかり封じて投了に追い込んだ。藤沢は今年8割を超える戦績で好調だが「研究会では負けてばかり。自分としては調子がよいとは思っていません」と語り、「今日の碁は反省がありましたが、第1局、第2局とも自分の力を出し切れたと思います。リーグ戦も大変でしたが、一局一局大事に打てました」とシリーズを振り返り、「来期は、今よりレベルアップした状態で臨みたいです」と抱負を語った。敗れた上野は「今シリーズは今イチだったんですけど、相手が強かったです」と脱帽し、来期に向けては「リーグで妹(上野梨紗女流棋聖)と当たるのがちょっと困るなという感じなのですが」と報道陣の笑いを誘い、「まず妹といい勝負ができるように、できれば挑戦者になれるようにがんばりたい」と控え目に抱負を述べ、「今年はこのシリーズの反省を生かして、全部がんばりたい。とりあえず近くに世界戦があるので、楽しい碁が打てればと思います」と笑顔で語った。その言葉通り、上野は、4月23日、「第10回応氏杯世界選手権」(応昌期囲棋教育基金会主催)の予選2回戦で惜敗したものの、韓国の朴廷桓九段と黒番で大熱戦を繰り広げる(終盤にAIの評価が「黒96%優勢」)健闘ぶりを見せた。

囲碁ニュース [ 2024年4月16日 ]

女流名人戦開幕。藤沢が先勝

 上野愛咲美女流名人に、藤沢里菜女流本因坊が挑戦する女流名人戦三番勝負(一般社団法人巨樹の会他協賛)の第1局が、4月14日、千代田区の日本棋院東京本院で打たれた。序盤は、黒番の上野が研究の手から工夫を重ね、藤沢は穏やかに応じながら互角の進行となる。白は準備を整えてから左辺の黒模様に浅く入り、上野が反発して戦いに突入した。この折衝で、黒にやや疑問手があったようだ。戦いが一段落した時点では、AIの評価は大きく白に傾いた。その後、上野は猛追するものの、最後は逆に藤沢が黒の大石を仕留め、白番中押し勝ちを収めた。藤沢は「(左下の戦いを終えても)自信はなかった。一手一手難しかった。(勝ちを意識したのは)最後のほうです。コウになってコウ材が多そうなので」、上野は「(左辺の戦いは)警戒してなさすぎて、そのあともよくわからなくて…ずっと悪そうな感じでした。最後のあたりは、もう少しがんばる手はあった気がして、一瞬で切れてしまったので、そこは反省です」とそれぞれ一局を振り返った。次局に向け、上野は「序盤でもうちょっと楽しい感じにできたらなと思います」と笑い、藤沢は「体調を整えて精一杯やりたいと思います」と静かに語った。上野が巻き返すのか、藤沢の復位がなるか、第2局は日をあけず17日に、同じく日本棋院東京本院で打たれる。

囲碁ニュース [ 2024年4月9日 ]

テイケイ杯俊英戦、芝野が先勝

 第3回テイケイグループ杯俊英戦(テイケイ株式会社ほかテイケイグループ各社協賛)の決勝三番勝負第1局が、4月6日に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で打たれた。25歳以下の棋士が参加し、昨年末のリーグ戦を制した芝野虎丸名人と関航太郎九段の対決だ。本棋戦は優勝した棋士(第1回は許家元九段、第2回は一力遼棋聖が優勝)は次期以降出場できない。決戦前の芝野は「2年連続準優勝なので、そろそろ卒業したい」、関は「今回出場している中で一番厳しい相手だと思うので、精一杯ぶつかっていきたい」と語った。序盤、右下の折衝で黒番の関がポイントをあげるが、直後の下辺の攻防で芝野が盛り返す。その後、黒の勢力圏の左辺で白の苦しめの戦いが始まる。この攻防の中、黒が大きなチャンスを逃し、白に連絡されて逆転。その後も芝野の打ち回しが冴え、一度は白の勝勢となる。だが、秒読みの中、芝野の足並みが乱れ始め、右上の攻防で逆転を許す。ただ、ここで関がチャンスを逃し、半目を争うヨセ勝負に突入した。形勢が揺れ動いた熱戦は、最後にヨセを制した芝野の2目半勝ちとなった。第2局は、5月4日、同じく「竜星スタジオ」にて打たれる。

囲碁ニュース [ 2024年4月8日 ]

ジュニア本因坊戦

 中学生以下の日本一を決めるクレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦全国大会が3月16日、17日の両日、東京千代田区の毎日新聞東京本社で開催された。ジュニア本因坊戦は、小中学生にわかれず同じ舞台で行われる。今大会は各県の代表ではなく、各地区ごとの代表32名が5回戦のスイス方式を行う。
昨年、小学生で優勝した前回覇者・長尾想太くん(北信越代表)や前々回の優勝者・樋口駿くん(九州代表)が次々に敗れる中、全勝決戦に進出したのは角優輝くん(九州代表)と刈谷研くん(関東代表)の2人。結果は角くんの優勝となった。
角くんはこれまで少年少女中学生2位や子供チャンピオン戦3位など、好成績を残すものの優勝はなかった。今回は嬉しい初優勝となった。
今回よりスポンサーがクレスコに変更になり、クレスコの社員であるアマ名人・本因坊の大関稔さんが子供たちに指導碁を行うという場面も見られた。

ボンド杯こども囲碁大会

 毎年ジュニア本因坊戦と同時期に行われるのが、ボンド杯全日本こども囲碁大会(第27回)である。ジュニア本因坊戦から1週間後の3月23日、24日に京都府京都市聖護院御殿荘で行われた。こちらは小学生の部、中学生の部とわかれている。地区大会を勝ち抜いた各24名、計48名が集まった。
小学生の部を制したのは3年生の小川蓮くん(東日本代表)。小川くんは昨年12月のこども棋聖戦低学年の部も優勝しており、こども大会2冠となった。
中学生の部は昨年夏の少年少女囲碁大会中学生の部で準優勝だった小林高誠くん(東日本代表)。
毎年この時期はこども大会が充実しており、2週続けての全国大会出場者も数多く見られた。

囲碁ニュース [ 2024年3月26日 ]

上野愛咲美・芝野虎丸ペアが優勝

 「プロ棋士ペア碁選手権2024」が3月17日に東京都世田谷区の二子玉川エクセルホテル東急、及び二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて行われた。第30回を迎える今年は、男女それぞれ賞金ランキング上位4名が本戦にエントリーされ、本戦決勝戦に勝利したペアが前年優勝の鈴木歩七段・山下敬吾九段ペアと優勝決定戦を行うという形がとられた。抽選により、謝依旻七段・一力遼棋聖ペア、上野愛咲美・芝野虎丸名人ペア、藤沢里菜女流本因坊・井山裕太王座ペア、そして牛栄子扇興杯・余正麒八段ペアという豪華な4ペアが実現。対局をすぐ近くで観戦できる人気の趣向に多くのファンが碁盤を囲み、羽根直樹九段解説、吉原由香里六段聞き手による大盤解説会場も、用意された約300席が朝9時の開場と共にアッという間に埋まり、立ち見のファンでも埋め尽くされる盛況ぶりだった。熱戦に次ぐ熱戦で本戦を制したのは、「虎ルックです」と衣裳を黄色と黒で揃えた上野・芝野ペア。勢いにのり、昨年優勝の鈴木・山下ペアも退け、両者共に初優勝を果たした。上野は「ペア碁の極意を学んできたので」とうれしそうに勝因を語ったが、「極意とは?」と尋ねられ「ペア――虎丸先生ならどう打つかを考えることです」。これに芝野が「極意というより…それは基本だと思うのですが」と応じて、報道陣の笑いを誘っていた。

囲碁ニュース [ 2024年3月22日 ]

女流アマ 内田さん2度目のV

 3月16日、17日の両日、東京市ヶ谷の日本棋院にて第66回女流アマチュア囲碁選手権が行われ、96名の選手が全国大会に参加した。最年少は8歳、最年長は85歳である。
16のブロックにわかれ、決勝トーナメント進出をかけて争った。各ブロック実績のある選手が順当に勝ち上がっていく中、大学生の井上結菜さん(島根)が女子学生本因坊などで優勝経験のある辻萌夏さん(東京・千葉)を破り決勝トーナメントに進出した。井上さんの枠抜けは初めてである。トーナメント1回戦では、2回の優勝経験がある吉田美穂さん(シード)を破り、ベスト8に進出したが、3年前の優勝者内田祐里さん(シード)に敗れ、ベスト8敗退となった。もう一つの波乱は前回優勝の大澤摩耶さん(シード)が山下聖子さん(静岡)に敗れ予選敗退となった。
準決勝は内田さんと村瀬なつさん(東京・千葉)、藤原彰子さん(東京・千葉)と宇根川万里江さん(東京・千葉)となった。内田さん、藤原さんは20代であるが優勝経験者。村瀬さん、宇根川さんは準優勝経験やベスト4経験は多いが優勝はまだない。
内田さんと村瀬さんは岩田一九段門下の姉妹弟子で現在は岩田会においてともに指導者の立場になっている。両者は3年前の決勝で対戦しており、そのときは後輩の内田さんが先輩に勝利し初優勝となった。一方の藤原さんと宇根川さんは早稲田大学の先輩後輩で、こちらも後輩の藤原さんが勝利した。
決勝は優勝経験者同士の対決となり、内田さんが見事勝利し3年ぶり2度目の優勝を果たした。

囲碁ニュース [ 2024年2月26日 ]

世界学生囲碁王座戦 中国が優勝

 第22回世界学生囲碁王座戦が2月21、22日に東京市ヶ谷の日本棋院本院で開催された。学生の世界一を決める大会で12ヶ国・地域から16名の選手が出場した。3年ぶりに開催された昨年は中国選手がオンラインでの参加であったが、今年は選手全員が会場に集まった。
 日本・中国・韓国・中華台北は、それぞれ男女1名ずつ2名の選手が参加。日本からは川口飛翔さん(東京大学)、女子枠で大宮七虹さん(東北大学)が出場した。
 1日目は川口さん、劉嘉琪さん(中国)、金大輝さん(韓国)、デニス・ドブラニシュさん(ルーマニア)の4名が連勝。3回戦では金さんがデニスさんを、劉さんが川口さんを破り優勝決定戦に進出。優勝決定戦では黒の金さんが白の劉さんの大石を攻め、白が生きるかどうかの難しい局面で、金さんが着手後に時計を押すのが間に合わず時間切れという突然の幕切れとなった。優勝した劉さんは「難しい局面だったが、このまま打ち続けても最後は勝てると思って打っていた」と自信があったようだ。
 日本の川口さんは3回戦で敗れたものの4回戦では中華台北の選手に勝利し、スイス方式により2位となった。川口さんは2年連続の2位である。「3回戦は最後まで形勢が良く、突然のポカで一気に逆転されてしまった」と悔いの残る負け方であった。「井山先生(井山裕太王座)との記念対局でも同じような負け方だったので、途中集中を切らさない訓練が必要」と語った。
 女子枠の大宮さんは15位となった。

囲碁ニュース [ 2024年2月13日 ]

上野梨紗女流棋聖誕生

仲邑菫女流棋聖の1勝、挑戦者の上野梨紗二段の1勝で迎えた第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負(株式会社NTTドコモ協賛)の最終局が、2月5日、千代田区の日本棋院東京本院にて打たれた。多くの報道陣が見守る中、上野が黒番中押し勝ちを収め、初タイトルを獲得した。序盤は互いの個性を出しながら互角に進んだが、中盤に入り、右辺の折衝で黒がややポイントをあげリードを奪う。勝負強い仲邑が難しい局面に持っていくものの、上野も緩まず最強手を繰り出し続け、「左辺のワリコミを打て(優勢が)はっきりしたかなと思いました」と振り返る。その後の左辺のコウ争いで戦果をあげてリードが広がり、仲邑が無念の投了を告げた。終局後はしばらく言葉が出ず悔しさを噛みしめていた仲邑だが、記者会見では「強くなるチャンスだと思います」と前を向いた。上野は「第1局の内容をみたら、ちょっと厳しいかなと思っていました。勝ったことのない(第1局を終えて、対仲邑戦は7戦全敗)菫ちゃんが相手で、ずっと自信がなかったのですが、タイトルを獲ることができて、ビックリしているのと、嬉しい気持ちです」と満面の笑みで喜びを語った。また、「姉(上野愛咲美新人王・女流名人・女流立葵杯)から、形勢がいいときはもっと厳しく打てとアドバイスを受けていた」、「昨年から一番勉強できていると思うので、それが結果についてきてうれしい」と成長の理由を明かし、「世界戦で活躍できるように、努力していきたい」と抱負を語った。

囲碁ニュース [ 2024年1月30日 ]

女流棋聖戦、最終局へ

 14歳の仲邑菫女流棋聖に17歳の上野梨紗が挑戦――初の10代同士、史上最年少タイトル戦として注目を集める第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負(株式会社NTTドコモ協賛)が開幕した。仲邑は、韓国棋院への移籍が決まっており、日本での最後のタイトル戦としても注目が集まっている。1月18日に神奈川県平塚市の「ホテルサンライズガーデン」で打たれた第1局は、互いに譲らぬ展開から仲邑の読みが上回りリードを奪うと、その後も隙を見せぬ最強手を選び続けて圧倒し、白番中押し勝ちとした。25日に千代田区の日本棋院東京本院にて打たれた第2局は上野が見せた。布石は黒番の仲邑がややリードを奪うが、その後、右下と上辺の折衝で上野がポイントを重ね、左辺の黒模様の消しに向かう。劣勢を意識した仲邑がこの白を取りに向かうが、上野は周囲の黒の薄みを突き、逆に黒を取ってリードを広げ、白番中押し勝ち。1勝1敗として、勝負は最終局に持ち越された。上野は「菫ちゃんには初めて勝てた。いいところなく終わるのが嫌だったので、一つ返せてホッとしている」と笑顔を見せた。敗れた仲邑は「悪そうな手を連発してしまった。次は反省点を生かしたい。(敗戦は)仕方ないと思っている。むしろもう一局打てるので、すごく楽しみにしている」と語った。第3局は、2月5日、千代田区の日本棋院東京本院にて打たれる。

囲碁ニュース [ 2024年1月29日 ]

ジャンボ囲碁十五人団体戦

 1月28日、日本棋院東京本院で「第51回ジャンボ囲碁十五人団体戦」が開催された。1チーム15名という大型の団体戦で、愛好会、研究会、碁会所ごとと様々なチームが参加している。今回は27チームがAクラス15チーム、Bクラス12チームの2つのクラスに分かれて4回戦の熱戦を繰り広げた。
 Aクラスは昨年優勝の大熊義塾と2位のバトリアヌス帝国による全勝決戦となった。大熊義塾はアマ名人本因坊の大関稔さんが主将を務め、副将にも世界アマ日本代表経験のある森川舜弐さんという布陣。対するバトリアヌス帝国は学生囲碁界の覇者川口飛翔さんに棋聖戦Cリーグ経験のある栗田佳樹さんという顔ぶれ。現在のアマチュア囲碁界を代表するメンバーを擁したチーム同士の決勝は8-7で大熊義塾が制し2連覇となった。バトリアヌス帝国は2大会ぶりの優勝はならなかった。
 Bクラスは団碁汁おかわりと囲碁将棋喫茶樹林による全勝決戦となった。団碁汁は何年も参加している強豪チームで、Aクラスにもチームを出しておりそちらは平岡聡さんが主将を務めている。囲碁将棋喫茶樹林は新橋にある囲碁将棋ができ食事もできる場所として人気がある。主将は囲碁インストラクターで東京都代表経験多数の井場悠史さんが勤める。結果は9-6で団碁汁おかわりの優勝となった。
 ジャンボ大会は年に一度の大型団体戦として毎年多くのチームが参加し、32チームの定員がすぐに埋まるという人気大会であったが、昨年コロナ後3年ぶりに再開されてが、この2年は定員に達していない。コロナによる中断で大人数の団体の集まりが制限されていたことにより活動再開が難しい団体が多いということであろうか。

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