日本囲碁ニュース

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
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囲碁ニュース [ 2020年1月14日 ]

棋聖戦開幕。井山が先勝

対局に勝利した井山棋聖

 井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する第44期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)が開幕した。第1局は、1月9、10日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」にて打たれ、黒番の井山が5目半勝ちを収めた。
 一日目は、井山の厚みと河野の実利という碁形となり、黒模様に深く入った河野が打ち回して「白優勢」の声が多かった。だが、二日目に入り、中央の難解な折衝のなか河野が「判断が甘かった」と振り返る手をとらえ、井山が逆転。さらに河野の疑問手が続き、黒が優勢を築いた。その後、河野は勝負手を繰り出し粘るが、井山が冷静に対処して寄せ付けなかった。井山は「二日目も苦しいかなと思っていました」と、白星にも反省が多い表情。河野は「次局は悔いのない碁を打てるよう頑張りたい」と語った。
 棋聖位7連覇中の井山は、今期防衛を果たすと、小林光一名誉棋聖の持つ8連覇の記録と並ぶ。小林名誉棋聖の弟子である河野がこれを阻止し、初の棋聖奪取を実現できるか。井山が第一人者の座を守るのか、群雄割拠の時代に突入していくのかという意味でも注目が集まるシリーズ。第2局は、1月20、21日に埼玉県川越市の「蓮馨寺」で行われる。

囲碁ニュース [ 2020年1月7日 ]

全日本大学選手権 立命館V

 12月23日から26日の四日間、東京市ヶ谷の日本棋院において全日本大学囲碁選手権が行われた。全国各ブロックより8つの大学が集まった。
 優勝の最有力は関東の早稲田大学と見られ対抗馬として関西の立命館大学が挙げられていた。下馬評では早稲田の層が厚いとされ6回戦終了まで早稲田が全てを5-0で勝利した。立命館も接戦ながら6回戦全てを勝利して早稲田との最終戦に臨むことになった。
 早稲田のメンバーは主将の昨年度の学生十傑優勝の津田裕生さんをはじめ、今年度の学生最強位である星合真吾さん、学生王座を優勝したばかりの石田太郎さんなど磐石の布陣。立命館は学生タイトルで関東勢と激戦を演じていた世代とは代替わりをし、一線級で戦っていたメンバーがいなくなり戦力ダウンと言われていた。
 メンバー的に早稲田が全て5-0の完全優勝をするのではと思われる中おこなわれた最終戦、副将戦、四将戦と早稲田の星合さん、石田さんが制し早稲田が優勝に王手をかけた。このまま早稲田が優勝すると思われたが、主将戦を立命館の西村遼太郎さんが半目勝ちすると流れが変わった。三将戦を2目半勝ちし2-2となり、五将戦を立命館の平松さんが1目半勝ちとなり、大接戦を立命館が制し2年ぶり8回目の優勝となった。
 どの日も接戦となった立命館大学はチームワークの良さを発揮した。一方の早稲田大学は個人戦では2人の優勝者を出したものの悔しい結果となった。

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