韓国囲碁ニュース

韓国の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
韓国からの囲碁ニュース・棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2021年2月26日 ]

韓国、申眞諝九段の5連勝で農心辛ラーメン杯優勝!


写真:表彰式の様子。

 申眞諝(シン・ジンソ)九段の5連勝で、韓国が3年ぶりに農心辛ラーメン杯優勝カップを手に入れた。
 2021年2月25日、韓国棋院と中国棋院で行われた第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第13局目で、申眞諝九段が中国の柯潔九段に185手黒中押しで勝利し、韓国の通算13回目の優勝に大きく貢献した。
 19回と21回の大会では1勝も出来なかった申眞諝九段は、3回目の参加となる今大会では5連勝し、主将の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段が打つこともなく優勝することができた。
 優勝インタビューで申眞諝九段は「自分が負けても後ろに朴廷桓九段がいたので、気楽に打ったのが良い結果に繋がった。去年、朴廷桓九段が一人で戦う姿を見て申し訳ない気持ちがあったが、今回の連勝で少し恩返し出来たと思う。来年も朴廷桓九段と一緒に韓国の優勝を目指したい。」と抱負を語った。
 韓・日・中の代表5人が出場し、連勝戦方式で対決する農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の歴代優勝回数は韓国13回、中国8回、日本1回である。
 持ち時間1時間、秒読み60秒1回で行われた第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦は、株式会社農心と韓国棋院が主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年2月18日 ]

李昌錫六段、クラウンヘテ杯を通じて初のタイトル獲得!


写真:終局後の様子。

 李昌錫 (イ・チャンソク)六段がクラウンヘテ杯で優勝し、入段後初めてタイトル獲得に成功した。
 2021年2月16日、韓国棋院囲碁テレビスタジオで行われた2020クラウンヘテ杯決勝三番勝負第2局目で、李昌錫六段が偰玹準(ソル・ヒョンジュン)に212手白中押し勝ち、総合成績2勝0敗で優勝カップを手に入れた。
 15日に行われた第1局目でも勝利を収めていた李昌錫六段は第2局目でも勝利し、去年準優勝の雪辱を果たした。
 優勝インタビューで李昌錫六段は「優勝できて光栄だが、一人の力でできたものではなく、囲碁ファンの皆様、家族、友達の応援のおかげで出来た。これからは世界大会で良い成績を取りたい。」と話した。
 同僚棋士たちに「囲碁神」と呼ばれている李昌錫六段は、去年12月から今年2月までに行われた全ての棋戦(四つ)で予選通過に成功し、今年は18勝4敗の成績で勝ち星ランキング1位を記録している。
 1年前に40位だった韓国ランキングも11位まで順位をあげた。
 クラウンヘテが主催し、25歳以下のプロ棋士93人が参加した2020クラウンヘテ杯は李昌錫六段の優勝で幕を閉じた。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年2月17日 ]

申旻埈九段、柯潔九段を破ってLG杯優勝!


写真:優勝インタビュー中の申旻埈九段。

 申旻埈(シン・ミンジュン)九段がLG杯決勝三番勝負最終局で柯潔九段に勝利し、世界大会初優勝を果たした。
 2021年2月4日、韓国棋院と中国棋院で行われた第25回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負最終局で申旻埈九段が柯潔九段に302手白3目半勝ち、総合成績2勝1敗で逆転優勝に成功した。
 1日に行われた第1局目は柯潔九段が184手白中押しで勝利したが、3日の第2局目では申旻埈九段が198手白中押し勝ちし、勝負を最終局まで持ち込むのに成功した。最終局で白を持った申旻埈九段は世界大会8回の優勝記録を持っている柯潔九段を相手に完璧な内容で勝利、囲碁界の新しいスターになった。
 優勝インタビューで申旻埈九段は「世界大会初優勝が出来て凄く嬉しい。実力以上に良く打って優勝する事が出来たが、まだまだ実力が足りない。世界大会でまた優勝出来るように努力して行きたい。」と話した。
 世界大会決勝で韓国が中国に勝利したのは金志錫(キム・ジソク)九段が2014三星火災杯世界囲碁マスターズ決勝で唐韋星九段を破って優勝した以来6年2か月ぶり。
 LG杯優勝カップを手に入れた申旻埈九段は韓国棋士としては15番目の世界大会チャンピオンになった。
 一方、LG杯初優勝を狙っていた柯潔九段は申旻埈九段に逆転負けし、準優勝となった。柯潔九段が決勝で韓国棋士に負けたのは今回が初めて。
 持ち時間3時間、秒読み40秒5回で行われた第25回LG杯朝鮮日報棋王戦は朝鮮日報と株式会社LGが主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年2月10日 ]

曺薰鉉九段・李昌鎬九段、農心辛ラーメン杯イベント大会で優勝!


写真:表彰式の様子。

 曺薰鉉・李昌鎬師弟コンビが農心辛ラーメン杯イベント大会で優勝した。
 2021年1月24日に韓国棋院と中国棋院で行われた「囲碁レジェンド国家対抗戦、第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦特別イベント」の第2ラウンド3回戦で韓国は中国に1勝1敗を記録、総合成績6勝2敗で優勝を決めた。
 第1ラウンドで4戦全勝を記録した韓国は、22日第2ラウンド1回戦で日本と対決し、曺薰鉉九段が小林光一九段に勝利したが、李昌鎬九段が依田紀基九段に敗退し、1勝1敗を記録した。
 23日に日本と中国が対決した第2ラウンド2回戦では中国の聶衛平九段が小林光一九段、常昊九段が依田紀基九段に勝利した。
 5勝1敗の韓国と4勝2敗の中国と対決した第2ラウンド最終戦は、李昌鎬九段が常昊九段に敗退したが、曺薰鉉九段が聶衛平九段に勝利した。韓国は曺薰鉉九段が4戦全勝、李昌鎬九段が2勝2敗を記録し、総合成績6勝2敗で優勝を果たした。5勝3敗の中国が準優勝、1勝7敗の日本が3位を記録した。
 優勝インタビューで曺薰鉉九段は「2勝を目標していたが全勝し、優勝まで出来て嬉しい。弟子が負けるときは師匠が勝って、師匠が負ける時は弟子が勝てば大丈夫。」と弟子と一緒に参加した感想を伝えた。
 韓国で4年間国会議員と活躍した曺薰鉉九段は4年ぶりの復帰後、公式手合いで5連勝を記録している。
 第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の特別イベントとして行われた今大会は韓・日・中の囲碁レジェンド6人が参加し、個人勝利数が多い国の順に順位を決めた。
 持ち時間1時間、秒読み60秒1回で行われる「囲碁レジェンド国家対抗戦、第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦特別イベント」は株式会社農心と韓国棋院が主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月29日 ]

申眞諝九段、春蘭杯決勝進出で通算500勝達成!


写真:対局中の様子。

 韓国の申眞諝(シン・ジンソ)九段が春蘭杯準決勝の勝利で個人通算500勝を達成した。
 2021年1月20日に韓国棋院と中国棋院で行われた第13回春蘭杯世界囲碁選手権準決勝で申眞諝九段が中国の連笑九段に207手黒中押し勝ち、今大会初の決勝進出を果たした。
 先週行われた第9回応氏杯世界囲碁選手権で決勝進出を決めた申眞諝九段は、今大会でも中国の許嘉陽八段と范廷鈺九段、連笑九段を連破し、2週連続で世界大会決勝進出に成功した。
 反対枠は中国の唐韋星九段が柯潔九段に勝利し、決勝に進出した。
 申眞諝九段と唐韋星九段の対戦成績は申眞諝九段が4勝2敗でリードしている。
 決勝は3番勝負で行う予定で、日程は未定。
 今回の勝利で申眞諝九段は個人通算500勝を達成した。
 2012年7月入段し、国内59番目に500勝を達成した申眞諝九段は現在500勝161敗、75%の勝率を記録している。
 持ち時間2時間30分、秒読み60秒5回で行われる第13回春蘭杯世界囲碁選手権は中国の春蘭グループが主催し、優勝賞金は15万ドル(約1,650万円)である。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月21日 ]

申眞諝九段、初参加した応氏杯で決勝進出!


写真:終局後インタビュー中の申眞諝九段。

 韓国ランキング1位の申眞諝(シン・ジンソ)九段が初出場した応氏杯で決勝進出に成功した。
 2021年1月12日に、韓国棋院と中国棋院で行われた第9回応氏杯世界囲碁選手権準決勝3番勝負第2局目で、申眞諝九段が中国の趙晨宇八段に277手白1目半勝ちで勝利した。
 10日に行われた第1局目でも勝利を収めていた申眞諝九段は総合成績2勝0敗で決勝に進出した。申眞諝九段の決勝進出で韓国は9回大会連続で決勝進出に成功した。
 終局後のインタビューで申眞諝九段は「決勝に進出できて嬉しいが、まだ最後が残っている。決勝までよく準備して必ず優勝したい。」と抱負を語った。
 一方、反対枠は中国の謝科八段が日本の一力遼九段を破って決勝進出を果たした。
 決勝に対戦する申眞諝九段と謝科八段は2000年生まれの同じ年。二人は2017年李民杯世界新鋭最強戦で1回対戦し、その時は謝科八段が勝利した。
 応氏杯の決勝は3番勝負で行う予定で日程は未定。
 1988年に中華台北の大富豪、應昌期氏が創設した応氏杯は應昌期氏が作った「応氏ルール」という特別なルールを使用する。応氏ルールはコミが8目で最後のダメも地になるのが特徴である。
 2016年で幕を閉じた第8回応氏杯世界囲碁選手権決勝5番勝負では、中国の唐韋星九段が韓国の朴廷桓九段を総合成績3勝2敗で破って優勝した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月14日 ]

申眞諝九段、辛丑年新年でも韓国ランキング1位!


写真:韓国ランキング1位の申眞諝九段。

 申眞諝九段が2021年の初ランキングでも1位を記録、13か月連続で韓国ランキング1位を守り抜いた。
 去年12月の1ヶ月間申眞諝九段は、南海スーパーマッチで2勝、KB国民銀行囲碁リーグで3勝1敗、中国甲級リーグで8勝2敗をするなど、13勝3敗の成績を記録した。先月よりレーティングポイントを18点失ったが、10233点で1位を守った。
 2位の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段はKB国民銀行囲碁リーグで4勝、中国甲級リーグで9勝2敗、南海スーパーマッチで2敗するなど13勝4敗の成績でレーティングポイントを52点獲得し、10010点を記録した。
 去年12月にはKB国民銀行囲碁リーグ、中国甲級リーグ、GSカルテックス杯予選が行い、ランキングにも大きな変化があった。
 先月4位だった卞相壹(ビャン・サンイル)九段は16勝4敗の成績で1年2か月ぶりに3位に復帰、先月3位だった申旻埈(シン・ミンジュン)九段は4位となった。
 先月より三つ上がった金志錫(キム・ジソク)九段が5位、李東勳(イ・ドンフン)九段と姜東潤(カン・トンユン)九段が6位と7位を記録した。先月より一つずつ上がった李志賢(イ・ジヒョン)九段と安成浚(アン・ソンジュン)九段が8位と9位を、先月より三つ下がった李映九(イ・ヨング)九段が10位を記録した。
 10位圏外では6月から40勝3敗の成績を記録している沈載益(シム・ジェイク)四段が32位から15位までランクを上げた。女流ランキング1位の崔精(チェ・ジョン)九段は27位、国会議員から勝負師に戻った曺薰鉉(チョ・フンヒョン)九段は78位を記録した。
 2009年1月から施行されている新しい韓国ランキングはレーティングポイント制度を使用し、棋士の成績に応じて点数を定め、毎月100位まで発表されている。

 
2021年1月の韓国棋士ランキング(1位から10位まで)
  • 1位:申眞諝(シン・ジンソ)九段(10233点)
  • 2位:朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(10010点)
  • 3位:卞相壹(ビャン・サンイル)九段(9757点)
  • 4位:申旻埈(シン・ミンジュン)九段(9731点)
  • 5位:金志錫(キム・ジソク)九段(9703点)
  • 6位:李東勳(イ・ドンフン)九段(9678点)
  • 7位:姜東潤(カン・トンユン)九段(9643点)
  • 8位:安成浚(アン・ソンジュン)九段(9587点)
  • 9位:李志賢(イ・ジヒョン)九段(9552点)
  • 10位:李映九(イ・ヨング)九段(9543点)

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月7日 ]

韓国棋院が選んだ2020年囲碁界10大ニュース。


写真:申眞諝九段

1.申眞諝九段、年間勝率記録更新。
 申眞諝九段が76勝10敗88.73%の勝率で李昌鎬(イ・チャンホ)九段が1988年に記録した75勝10敗88.24%の記録を32年ぶりに更新した。
 申眞諝九段は他にも1年間韓国ランキング1位を守り、韓国棋士の中でナンバーワンとなった。

2.世界大会、オンラインで行う。
 今年はコロナで囲碁界にも大きな変化があった。
 一部の世界大会は中止になったが、4月のLG杯を始め、いろいろな世界大会がオンラインで再開された。今後もしばらくは世界大会や国際交流はオンラインで行う予定。

3.申眞諝九段、LG杯を通じて世界大会初優勝!
 申眞諝九段が2000年以後生まれの棋士中で、一番に世界大会タイトルを獲得した。2020三星火災杯で準優勝を記録した申眞諝九段は今年行う第9回応氏杯には準決勝、第13回春蘭杯には準々決勝に進出している。

4.崔精九段、85か月連続で女流ランキング1位を守り抜く。
 今年も女流棋戦は崔精(チェ・ジョン)九段の天下だった。
 女流棋戦で7回連続に優勝を果たした崔精九段は女流棋士の相手に34勝3敗を記録した。

5.コロナの中で新しい棋戦が誕生と復活。
 コロナで大変の中、国内最大棋戦のソパルコサノル最高棋士決定戦が誕生した。
 2016年1月に中断された43年の歴史の名人戦も復活する事が決定、今年の1月に予選を行う。

6.囲碁リーグなど5代リーグ、無事に開催。
 KB囲碁リーグ、KBフューチャーズリーグ(KB囲碁リーグの二軍)、KB女子囲碁リーグ、シニア囲碁リーグ、ルーキーリーグ(新人棋士と院生が参加)の5代リーグはコロナに関係なく、無事に開催された。

7.趙恵連九段と文敏鍾三段の活躍。
 趙恵連(チョウ・ヘヨン)九段は第7期大舟杯シニア最強者戦で女流棋士として初めて優勝を果たした。文敏鍾三段(ムン・ミンジョン)は日本が主催したグロビス杯で中国の強豪を連破して優勝し、多くの囲碁ファン達に自分の名前を知らせた。

8.人工知能の明と暗
 人工知能はプロ棋士から囲碁ファンまで、勉強のために必要な存在となり、人々のレベルアップに大きな貢献をした。しかし、悪用するケースもあり、ネット棋戦の「ORO国手戦」で使用が見つかった金恩持(キム・ウンジ)二段は資格停止1年の懲戒処分となった。

9.コロナでアマチュア大会はほとんど中止
 2020年は残念ながらほとんどのアマチュアの大会がコロナの影響で中止になり、アマ囲碁ファンには寂しい1年となった。
 アマ大会は大勢の人が同じ場所で集まるため、開催が難しかった。

10.囲碁ユーチューバーの活躍。
 2020年はコロナの影響もあり、囲碁ユーチューバーがたくさん増えた。現在ユーチューバーとして活躍しているプロ棋士は20人ほど。サイバーオーロ、タイゼムなど囲碁サイトもユーチューブチャンネルを運営し、新しいマーケティングをしている。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

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