日本囲碁ニュース (棋聖戦)
日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。
囲碁ニュース [ 2017年9月19日 ]
棋聖戦挑戦者決定トーナメント出場者出そろう
第42期棋聖戦挑戦者決定トーナメントの出場者が14日、出そろった。棋聖戦はS、A、B、Cの4リーグ制でトーナメント出場者を決めたのち、Cリーグ勝者から順にB、Aと上位リーグ勝者に挑戦していくパラマス式トーナメントで挑戦者を決める。
挑戦を争うのはSリーグ1位から、一力遼七段、山下敬吾九段、高尾紳路名人、余正麒七段、本木克弥八段。一力から本木まで、全員今年の七大タイトル挑戦手合に出場した、あるいはこれからする、メンバーというのが面白い。(一力=王座・天元、山下=碁聖、高尾=名人、余=十段、本木=本因坊)それだけ充実している面々がそろったということだろう。
パラマス式トーナメントでかつ、最終戦は上位優位の変則三番勝負(上位者は1勝で勝ち)のため、最も挑戦に近いのは一力だ。しかし、全員にチャンスがある。現在進行中の名人戦、来月から始まる王座戦、天元戦の動向を含め、誰が挑戦することになるか楽しみだ。
囲碁ニュース [ 2017年3月16日 ]
井山 棋聖5連覇!
第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負第6局が9、10日に新潟県南魚沼市で行われ、井山裕太棋聖が挑戦者の河野臨九段を白番中押しで破り、4勝2敗でタイトルを防衛した。これにより井山は棋聖5連覇を達成。名誉棋聖を名乗る権利を得た。井山は昨年、本因坊を5連覇し二十六世本因坊文裕を、碁聖5連覇により名誉碁聖を名乗る権利を得ており、今回で3つ目の名誉称号となる。
先週、十段戦の初戦を白星で飾り、本局では充実の内容で6冠を堅持した。次の大勝負は21日から日中韓のトップ棋士にAIソフト「DeepZenGo」を交えて行われるWGC(ワールド碁チャンピオンシップ)。国内では敵なしの井山がどのような戦いを見せるのかが楽しみだ。
囲碁ニュース [ 2017年1月20日 ]
棋聖開幕!
井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負の開幕戦が14日、島根県安来市の「さぎの湯荘」で行われ、河野九段が白番中押し勝ちを収めた。
井山、河野ともに自由に発想して、さまざまな打ち方を試すタイプ。折しもアルファ碁の進化版Masterが現れ、長い間の常識が次々と覆されている最中だ。AIの誕生が両雄に少なからずインスパイアを与えているのは間違いない。本局でも随所に彷彿とさせる場面があった。かつての新布石時代のようなパラダイム転換が起きようとしている今、この大舞台で二人はどのような碁を見せてくれるのか。シリーズを追うごとに内容が深まっていくに違いない。注目の第2局は1月22日、23日、熊本県菊池市「笹乃家」で行われる。