日本囲碁ニュース (碁聖戦)

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囲碁ニュース [ 2019年7月3日 ]

碁聖戦、羽根直樹九段が先勝

 許家元碁聖に、羽根直樹九段が挑戦する第44期碁聖戦挑戦手合(新聞囲碁連盟主催)が開幕した。井山裕太四冠が七大タイトルの挑戦手合に出場しないのは4年ぶりとなる。許が勝てば初防衛、羽根が勝てば8期ぶり二度目の碁聖位で、新旧対決としても大いに注目が集まるシリーズだ。羽根は「久しぶりの大舞台なので、しっかり準備していい碁を打ちたい」と語り、迎え撃つ許も「羽根先生は最近調子がいいですよね。僕も自分なりに準備をして、力を出し切り、いいパフォーマンスを発揮したい」と臨んだ。
 五番勝負の第1局は、6月30日に京都市左京区の「金戒光明寺」で打たれた。対局室となった「松の間」は枯山水の庭園に接しており、冷房設備がないため、重さ35キロの氷柱が2本持ち込まれ、扇風機の風を氷に当てたその冷風で両対局者は暑さをしのいだという。
 序盤、左上の数子を捨てて右下に先着し、逆に白への攻めを見たのが好判断で、ここで羽根が少しポイントをあげた。以降は、許にやや焦りも出たようだ。羽根は下辺で30子もの白の大石を仕留める力を出して勝負を決め、155手まで中押し勝ちを収めた。第2局は、7月19日に日本棋院東京本院にて行われる。

囲碁ニュース [ 2019年5月15日 ]

羽根、有言実行。碁聖戦挑戦者に勝ち上がる

 許家元碁聖への挑戦権をかけ、5月9日、第44期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)挑戦者決定戦が打たれた。決勝の舞台に勝ち上がったのは、準決勝で余正麒八段を降した羽根直樹九段と、井山裕太四冠を降した一力遼八段だった。中盤までは白番の一力が優勢との評だったが、勝機を求めた羽根の強手からコウ争いへと進み、一力が微妙なミスを重ねたようだ。261手まで、黒番の羽根が中押し勝ちを収め、挑戦者に名乗りをあげた。羽根が七大タイトルの挑戦手合に臨むのは、2012年の名人戦以来7年ぶりとなる。「昨年、張栩さんが名人位を奪還したことに刺激を受けた。井山さんを中心に、平成四天王の世代と若手との群雄割拠の時代を作りたい。そのために、自分はここ数年が勝負。必死にがんばりたい」と語った羽根が、言葉どおりの結果を残した。挑戦権を獲得した羽根は「負けの図はいろいろあったが、幸運にも勝つことができた。久しぶりの大舞台なので、しっかり準備していい碁を打ちたい」と五番勝負への抱負を話した。

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