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日本囲碁ニュース (その他)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。

日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2017年2月17日 ]

プロ棋士ペア碁選手権

 毎年の恒例となったプロ棋士ペア碁選手権2017が12日、日本棋院で開幕し、決勝に進出する2ペアが決定した。
 本棋戦は日本を代表する棋士が勢ぞろい。しかも公開対局なので生で熱戦を観戦できる。トップ棋士の対局を間近で観戦できるとあって、多くのファンが詰めかけた。出場棋士は全員が実力者。しかしペア碁は単純な足し算ではないところが面白い。棋風、時間の使い方、タイミング…、どのくらい息が合うかという点がキーになってくる。
 16組32人の中から決勝に進出したのは藤沢里菜女流本因坊、羽根直樹九段ペアと鈴木歩七段、趙治勲名誉名人ペアだった。藤沢と羽根は両者とも地にカラい力戦家。自然と棋風が合ったのだろう、順調に勝ち進んだ。一方の鈴木、趙ペアは安定感があった。特に鈴木は第1回夫婦杯(棋戦は2015年に終了)で林漢傑七段とともに優勝した実績があり、ペア碁の呼吸を熟知している。勝利の女神はどちらにほほ笑むのか。決勝戦は3月5日(日)、日本棋院で行われる。こちらも公開対局で観戦可能だ。興味のある方は下記URLから申し込んでみてはいかがだろうか。

http://www.pairgo.or.jp/pro/2017/

囲碁ニュース [ 2017年2月9日 ]

謝 女流棋聖5連覇!

終局直後の対局室

 第20期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第3局が6日、東京都千代田区で行われ、謝依旻女流棋聖(27歳)が挑戦者の牛栄子初段(17歳)を2勝1敗で破り防衛、史上初の5連覇を果たした。これにより謝は名誉女流棋聖の有資格者となった。すでに名誉女流本因坊、名誉女流名人の資格も得ているため3つ目の名誉称号となる。
 次々と大記録を打ち立てている謝だが、本シリーズはかなり追いつめられたと言っていいだろう。挑戦者の牛は入段2年目。入段時からいずれはタイトル戦の舞台に出てくる大器と注目されていたが、この一年でメキメキと力を付けた。1局目は謝が力で完封したが、2局目で牛が返し、迎えた3局目は非常に険しい戦いになった。序盤で謝がリードを奪ったが、牛が謝の打ち過ぎをとがめ一転攻勢に。大石同士の競り合いとなったが、牛の方に余裕がある形で新女流棋聖誕生は目前と思われた。しかし、謝が持ち前の勝負強さを発揮。大石同士の攻め合いを制し黒番中押し勝ちを収めた。
 牛はよほど悔しかったのか、局後の検討ではほとんど口を開くことがなかった。それでも感想を求められると「自分なりに頑張れたと思います。チャンスはあったけれど実力が足りませんでした。これからも純粋な姿勢で一局一局頑張ります」と前を向いた。
 一方の謝は史上初の5連覇に「まだ実感がわかない」と答えつつホッとした笑顔を見せた。「栄子ちゃんは気合がよく、その気合に圧倒される場面もありました。2017年、いいスタートが切れたので、女流名人戦も全力を尽くしたいと思います」。

囲碁ニュース [ 2017年2月6日 ]

女流名人 挑戦者は藤沢!

 十段戦とほぼ同時期に開幕する女流名人戦、こちらの挑戦者も決定した。
 本棋戦は前期リーグ上位4人とトーナメントを勝ち上がった3人、計7人によるリーグ戦で挑戦者を決める。その中で6勝0敗と文句なしの成績でトップに立ったのは藤沢里菜女流本因坊だった。藤沢は弱冠18歳だが昨年の女流本因坊戦では謝依旻女流名人を3勝1敗で破り返り咲きを果たすなど、謝とならぶ第一人者と言える存在。文字通りの頂上決戦は見ごたえのある大熱戦になること間違いない。開幕戦は3月1日京都府京都市上京区「平安女学院大学 有栖館」で行われる。

囲碁ニュース [ 2017年1月26日 ]

Master解説会

 昨年末から年明けにかけてインターネット上に突如として現れ世界のトップ棋士相手に60連勝という驚異の記録を残した謎の棋士「Master」は、その後ディープマインド社の発表によりアルファ碁の進化版であることが発表されたが、その動揺はまだおさまっていない。それはAIが人間を超えたという衝撃以上に、Masterの棋譜に囲碁4000年の歴史にない新しい打ち方が含まれていたからという部分が大きいように思う。
 1月22日、日本棋院でAI囲碁に詳しい王銘琬九段、マイケル・レドモンド九段、大橋拓文六段による「Master解説会」が行われた。当初定員50名の予定だったが予想以上に詰めかけたファンが多く、急きょ部屋を広げ最終的には100人以上が参加したと言う。集まったファンは棋力、年齢、性別がさまざま。一般に幅広い関心を集めていると感じた。
 新しいということで一致していても、どのように新しいかという解釈が三者三様だったのが面白い。例えば王九段は「アルファ碁は中央指向で戦わずして勝つという感じを受けたが、Masterは戦いを避けることをしない。中央指向なのかと思えば2線をハウことにも抵抗がないのが違うところ」と説明。一方でレドモンド九段は模様の名局を取り上げ「とてもバランスが良くストーリーを描いて打っているかに見える。機械らしくない」と評し、大橋六段は足早に地を稼いで相手の壁を攻めたてた碁を取り上げ「模様も地も相手には両方あげない。人間は模様なら模様、地なら地と一貫性を求めてしまうがそういうことにとらわれないのがすごい」と語った。
 この解説会は29日(日)にも日本棋院で行われる。囲碁史上「新布石時代」以来の大転換。今何が起こっているのか生で実感したい人におすすめだ。

囲碁ニュース [ 2017年1月20日 ]

女流棋聖謝先勝!

 謝依旻女流棋聖に牛栄子初段が挑戦する第20期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負が19日、神奈川県平塚市の「ホテルサンライフガーデン」で開幕した。
 牛の黒番でスタートした本局は下辺で始まった戦いが中央にまで発展した。くんずほぐれつの大乱戦となったが、最後は謝の読みが一歩上回り白番中押し勝ちに。防衛まであと1勝とした。
 実は本局が両者の初手合。それもあって、牛は少し緊張していたかもしれない。一矢報えるか、それともこのまま防衛か。第2局は1月30日に東京都千代田区の「竜星スタジオ」行われる。

囲碁ニュース [ 2017年1月13日 ]

プロの団体戦 トライカップ開幕!

 今年新設されたトライカップ プロ囲碁団体戦が1月10日に開幕した。女流棋士1人を含む3人1組の団体戦。優勝チームには賞金100万円が授与される。本棋戦の特徴はチームメイトやチーム名がすべて自由な点。アマ大会ではよくある団体戦だがプロ棋戦には珍しい。
 出場チームは全部で33組。その中から注目チームをいくつか紹介しよう。「小松家」のメンバーは小松英樹九段、小松英子四段、小松大樹二段。親子チームが息の合ったチームワークでどこまで勝ち上がるか注目だ。「謝ファミリー」はその名の通り謝依旻女流名人と謝を慕う平田智也七段、本木克弥七段による実力派チーム。そして中部総本部は羽根直樹九段、伊田篤史八段、王景怡二段というベストメンバーでチーム「天和」を組んできた。この2チームが優勝候補の筆頭といったところだろうか。
 棋士の団体戦といえば国際戦などシリアスなものが多いが、ここでは仲間を誘って楽しく参加しているのが見て取れる。囲碁ファンにとっても棋士の交友関係が垣間見えて楽しい企画だ。他にも棋士の意外な一面が見られるかもしれない。この企画、ちょっと覗いてみてはいかがだろうか。

囲碁ニュース [ 2017年1月10日 ]

1月5日 打ち初め式

  毎年1月5日は「囲碁の日」。日本棋院では「囲碁の日」に打ち初め式が行われる。式典には多くの囲碁ファンが集まり、高尾紳路名人と昨年新人王を獲得した大西竜平二段による新春記念対局や指導碁などを楽しんだ。
 一つの注目ポイントは名誉タイトル保持者およびタイトル保持者の挨拶だろう。昨年七冠の井山裕太棋聖を破って名人に輝いた高尾紳路名人は「昨年はいい年になった。酉年ですが鳥のように羽ばたくとはいかないと思うので、鶏のようにコツコツ頑張ります」とユーモアを交えて語った。また1月14日から井山裕太棋聖に挑戦する河野臨九段(昨年の阿含・桐山杯優勝者)は「少しでも囲碁界を盛り上げられるように、まずは棋聖戦を頑張りたい」と抱負を述べた。



謎の「Master」アルファ碁の改良版

 年末から年始にかけてネット上で「Master」というハンドルネームの謎の打ち手が現れ、柯潔九段や井山裕太棋聖と思われる世界のトップ棋士を次々と撃破し話題となっていた。60戦して全勝という桁違いの強さと着手の速さからAIソフトだろうと言われていたが、5日、ディープマインド社のCEO、デミス・ハサビス氏が自身のツイッターで「Master」がアルファ碁の改良版だったことを明かし謎が解けた。ハサビス氏は「非公式のテストは終了した。今年中に公式対局を打てるのを楽しみにしている」と結び、新たなステップがあることを予告。2017年、早くもAIによって囲碁界が揺さぶられている。

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